朝日新聞デジタル:エコカー中心のショーに異変 米、電気自動車展示減る
ロサンゼルス自動車ショーが28日開幕した。エコカー中心のショーとして知られるが、今年は電気自動車(EV)ブームの陰りを反映し、エコカーの展示が減っている。
会場があるカリフォルニア州は、各メーカーに環境対応車の販売を増やすよう求めるなど規制が厳しいため、例年はエコカーの発表が多い。だが、今年は新しいEVを大々的にアピールしたのは米ゼネラル・モーターズ(GM)など数社だけだった。
象徴的だったのがトヨタ自動車で、発表の目玉はスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」の新モデルだった。米有力ベンチャー企業と共同開発したEVを華々しく発表した2年前との落差は激しい。ほかの大手メーカーも、EVを展示してはいるが、発売済みの車種ばかりだ。
日本のマスメディアはEVに厳しいという意見もありますが、どうなんでしょうね?
LAショーが開幕した。何度か書いてきている通りアメリカは電気自動車の方向に舵を切っている。すでにフォードはフォーカスEVをリリース。GMとクライスラーどうする? と思っていたら、やっぱりキッチリ「売れそうなクルマ」を出してきました。GMは欧州で販売しているスパークをベースにしたEVを。
クライスラーもフィアット500ベースのEVを発表。どちらも売る気満々だ! スパークEVは補助金を使えば2万5千ドル(205万円)という魅力的な価格を前面に押し出す。電池搭載量20kWh。オプションの急速充電器を使うと80%まで20分間で溜まる。実用航続距離だと120kmくらいだろうか。
フィアット500ベースの電気自動車は補助金を使って2万7500ドル程度になるが、売りは160kmに達する航続距離。スパークほど詳細な状況を発表していないけれど、実用的な使い勝手を持つ。今や大手メーカーで実用にたる電気自動車を発表してないの、トヨタだけになった。どうなってるのか?
EVベンチャーが減った分をどう評価するかということなんでしょうけどね。