トンネル崩落:「関門」の損傷・改修前例生かさず- 毎日jp(毎日新聞)
論文や同社の説明によると、関門トンネルは1958年に開通、全長3461メートルのうち780メートルが海底にある。従来は笹子トンネルと同様、トンネル中央で天井板の片端1カ所を金具でつり、もう片端を内壁の固定具で受け止める構造だった。
07年6月に高さ制限を超えた車がトンネル上部に接触したため天井板の金属製部材の一部が垂れ下がり、後続車両を損傷する事故が発生。これを受けて臨時点検したところ、約50本のつり金具で腐食や損傷が見つかった。2本は破断、残りも「くの字」に折れ曲がるなどしていた。
このため同社は08年秋から暮れにかけて60日間通行止めにし、改修工事を実施。既存の天井板8800枚を取り換えると共につり下げ部を1カ所から2カ所に増やし、落下防止用ワイヤ2本を取り付けた。西日本は「安全を最優先した」と説明している。
関門国道トンネルはキチンとメンテナンスされているんですね。 よかったです。
ガソリン車、ディーゼル車ともに、昔とは比較にならないくらい排ガス規制が強化されましたが、関門トンネルは交通量が多すぎるので、天井板による換気通路は無くせないんでしょうね。