万が一「長生きしてしまった」場合のリスク

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将来かかるお金ともらえる年金を徹底解説! 老後破綻を避ける 「40代からのお金の強化書」|今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ|ダイヤモンド・オンライン

夫65歳・妻60歳以上の夫婦・無職世帯では、月々の支出額は26万5000円(税金や社会保険料などを含む)。収入は、9割以上を年金に頼る形で、22万2000円だ。
 
つまり、収支は毎月4万3000円の赤字である。足りない分は貯蓄などの取り崩しで賄っている、ということになる。
 
退職後の生活は、何年続くと考えるべきか。
 
厚生労働省の推計によれば、60歳時の平均余命は男性が22.7年、女性が28.1年である。ただ、これはあくまで平均であり、それ以上長生きする可能性が5割程度あると見るべきだ。男性で90歳、女性で95歳ぐらいまでは生きる前提でいたほうが無難だろう。
 
仮に退職後の生活が30年続くとすれば、取り崩し額は計1548万円。35年なら1800万円を超える。

もう20年くらい前ですが、ウチの会社の退職者の平均寿命は67歳だったそうです。 今はもう少し上がってると思いますが、80歳も行ってないんじゃないかしら。
ましてや自分自身、90歳までは生きる自信もないし、そこまで長生きしたくもありません。

で、いくらあればいいのかということなんですが、

老後の必要資金は、老後にどんな生活を送るかでまったく異なるが、老後の諸費用やリスクを考慮に入れて、必要資金を計算してみると退職金が2000万円以上あってもとうてい足りない。
 
ある程度、余裕のある生活をするには、退職までに約3000万円、家のリフォームや自動車の買い替え費用といった非日常の支出まで計算に入れると、3500万~4000万円程度の蓄えが必要、という結果になる。(中略)
 
イボットソン・アソシエイツ・ジャパンの小松原宰明チーフ・インベストメント・オフィサーは、「40代後半で年収が1000万円を超えるような“プチ富裕層”は、(老後資金が)5000万円でも足りないかもしれない。備えができている人はどれほどいるのか」と懸念する。