国内市場拡大も、ディーゼルに忍び寄る暗雲

マツダ、国内ディーゼル市場牽引 「スカイアクティブ-D」拡大に自信 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース BUSINESS(ヤフーニュースビジネス)

「当社が日本のディーゼル市場を広げつつある」。山内孝会長兼社長がそう胸を張るように、今年投入したCX-5とアテンザは受注の半分以上をディーゼル車が占めている。昨年国内で売れたディーゼル乗用車は約9100台だったが、今年はマツダの2車種だけで3万台を超える勢いだ。(中略)
 
ディーゼル車はもともとガソリン車より燃費が2~3割高い。日本の車の1割をディーゼルに置き換えれば、二酸化炭素(CO2)排出量を年間200万トン削減できるという。環境意識の高まりとガソリン価格の高止まりを背景に、ディーゼルの「復権」はさらに加速しそうだ。スカイアクティブ-Dは排気量2200ccの1機種のみだが、山内会長兼社長は「期待を持ってマツダを見てほしい」と、今後の拡充に意気込みを示す。

ハイブリッドが「特別」じゃなくなって、EVへ行くかというとまだ早い。 PHEVも中途半端ということで、クリーンディーゼルに注目が集まっているんじゃないでしょうか。

中国で考えたディーゼルの将来 - クルマ - Tech-On!

このように、ディーゼルのクリーン化は、ガソリンエンジンにひけをとらないところまで進んでいますが、一方で、排ガスをクリーン化するためにシステムがだんだんと大規模化・複雑化してきているのも事実です。また、排ガスのクリーン化を進めると、今回の技術もそうですが、燃費は低下する傾向にあります。
 
このため、今回のFISITAでは、ある大手部品メーカーがディーゼルエンジンの将来については悲観的に見ているとの声も聞きました。ディーゼルエンジンは、欧州では燃費向上技術の主流に位置づけられており、日本でも、マツダの「CX-5」でディーゼル車の比率が8割を超えるなど、ディーゼル車の人気が復活しつつあります。しかし、10年先を見通したときの燃費向上技術の主流は何なのか、改めて考えさせられた海外出張となりました。

実際に最新式ディーゼルエンジンを見てみると、補機類がエンジンの周りにビッシリとあって配管も多く、相当コストが掛かってるんだろうなと思わされます。
ここまでいくと、確かに「いっそEV」と思わざるを得ません。

日本でクリーンディーゼルがブームになった頃には、欧州メーカーは電動化に舵を切っているかもしれませんね。