第二次デジタルアンプ・トライアウト(ファーストインプレッション編)

3台とも、本日届きました。

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まず SA-S1+ です。 でもフロントパネルには「SA-S1」としか書かれていません。
電源スイッチはトグルタイプです。

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バックパネルの端子配置は、同じ横長の SA-S21と同じですね。
SA-S3+もレタリング以外は、全く同じ外観なので割愛いたします。

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続いて SA-98です。 こちらも横長筐体ですが、電源スイッチはプッシュ式です。

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バックパネルの端子配置も同じです。

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SA-98用のACアダプタは、出力32V/4.5Aです。 大きさもSA-S1+用とはこんなに違います。


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左から SA-S4、SA-S1、SA-98です。 同じSA-Sシリーズでも、S1とS4では筐体が異なるのは意外でした。
個人的には横長筐体の方が安定感があって好きですね。

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上から見ると、SA-98の長さが分かります。


アンプの評価は十分にエージングしてからでないと下せませんが、一方で第一印象はそれほど外れないのも確かです。 短時間ですが、テレビに繋げてみました。

最初に試したのは、TA-2020を搭載した SA-S1+です。 MUSE M21EX2からの置き換えなので、同じ TA-2021B搭載の SA-S3+より変化が分かりやすいだろうと考えたからです。

NHKのニュース番組でしたが、一聴して SA-36Aで感じた不満が SA-S1+にはないと感じました。 これは相当期待できそうです。
SA-36Aもエージングでだいぶ良くなってきましたが、まだ音楽を聴くとテンポが遅く感じられます。

ただ、電源投入時にポップノイズが出ます。 必ずボリュームは最小にしてから電源の入切を行うのですが、それでも小さい音ですがします。 自分は気にしないですが。


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続いて SA-S3+。 LEDの色は赤です。
実は S1+よりもこちらに期待をしていたのですが、期待はずれと言わねばなりません。 SA-S21どころか MUSE M21EX2にも及ばない感じです。 ちょっと困ったなぁ。 エージングで良くなるのだろうか?

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最後に SA-98。 これは大丈夫。 最初から良いバランスで鳴らしてくれます。 テレビにはしばらくこれをつないでエージングさせましょう。


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SA-S1+の方は、SA-36Aに代えてPCの方で修行させます。 テレビの前に置いて使うには、LEDが眩しすぎますね。

嫁が入浴中に1曲だけ聴いてみましたが、SA-36Aとは対照的な音色です。
「派手」といっては断定的すぎますが、SA-36Aよりも高域はきらびやかで、低域はより響きます。


思うに SA-36Aはモニターライクなアンプなのかもしれません。

「詰まった音」とか「音が弾まない」とかSA-36Aについて不満を述べてきましたが、それはオーディオシステム全体の音であって、SA-36Aはそれを素直に表しているだけなのかも、と思い始めています。

アンプによる色付けが少ない分、AIMP3や foobar2000による音質の違いも素直に出ますし、持っておいて損はないアンプだと思います。

SA-36Aが foobar2000だとしたら、SA-S1+の方は AIMP3のようで、音の厚みとかはこちらに軍配が上がると思います。
組み合わせる機材や個人の好みで選んだらいいんじゃないでしょうか?