「700気圧の水素ガスを3分で充填」 実現のカギはバルブ

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次世代水素カー、“3分充填”のカラクリ (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース BUSINESS

キッツのバルブがなかったら、3分という水素充填時間は実現できなかったかもしれない。水素ステーション1基には、水素の通り道を開閉するために50~70個のバルブが使われる。FCVに充填する700気圧という「前代未聞の超高圧」(FCV関係者)の水素を高速で通すには並みならぬ技術力が必要で、水素ステーション用のバルブは、従来、外資メーカーによる寡占状態だった。
 
そこへ、キッツは昨年7月、新開発の水素ステーション用バルブで切り込んだ。外資メーカーのバルブはニードルバルブという形状なのに対し、キッツの新製品はボールバルブ。ニードルバルブに比べて同圧力で10倍の水素を送り出せるため、水素充填にかかる時間をおよそ10分の1に短縮できる。さらに、価格を1個35万円と、外資メーカーの約半分に抑えた。すでに12年度に実証用水素ステーション4カ所に採用されるなど、導入が急速に広がっている。

要素技術のレベルが一つ一つ上がっていって、初めて実用化の段階に入る訳ですね。