降水確率30%…傘はどうする? 数字に隠れた「雨のサイン」 :日本経済新聞
「東京地方の6時~12時の降水確率は70%」というのは、
1.東京で午前中に4時間くらい雨が降る。止んでいる時間は短い。
2.東京の7割程度の地域で雨が降る。雨の降る地域が多い。
3.東京で「30%」の時よりも強い雨が降る。雷が鳴るかも。
などと、思われがちですが、正しくは「東京地方のどこかで(面積は問わず)、6時~12時までの6時間に、『1ミリ以上の雨が降る』と100回同じ予報が出された時に70回は降っています」という意味です。
実際、私ももう一度調べ直して、予報士仲間にこの表現でいいかを確認したほど、ハッキリ覚えにくい用語です。
つまり、降水確率の数字は、雨の強さ・降っている時間や範囲・雨の量などとは関係ないのです。
降水量のサンプリング単位時間が不明ですが、もし5分間だとしたら6時間の間に5分だけ1ミリの雨が降ったら、それは降ったことになる訳ですね。
降水確率というより当たる確率と言った方が近いかもしれません。