キャブフォワード vs キャブバックワード

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【新連載・千葉匠の独断デザイン】新型 ゴルフ が問う“キャブバックワード”の意義 | レスポンス

90年代以降、キャブフォワードを目指すことがFF車のプロポーションの進化だった。ホンダ『フィット』、トヨタ『プリウス』、フォード『フォーカス』などを見れば、量販ブランドのFF車にとって、今でもキャブフォワードが王道のプロポーションだということがわかるだろう。
 
しかしプレミアム・ブランドがハッチバック市場でしのぎを削る時代になって、新たな様相が見えてきた。縦置きFRのBMW『1シリーズ』は言うに及ばず、横置きFFでもAピラーの根元を後ろに引いたり、あるいはAピラーを強めに寝かせたりして、キャビンの重心を後ろに寄せる「キャブバックワード」が増えているのだ。
 
プレミアム・ブランドにとって、MM思想のスペース効率は「売り」にはならない。メルセデスの『Aクラス』、ボルボ『V40』、アウディ『A3』は、程度の差こそあれ、いずれもキャブバックワード。新型ゴルフのプロポーションは、こうしたプレミアム・ブランドのトレンドに沿っているのである。

ゴルフ7の全長は4,255mm。 新型フォーカスも4,370mm。 新型マツダ3に至っては4,460mmです。
それくらい使える長さがあれば、ロングノーズでも実用上の問題は少ないでしょうね。