中国の不動産バブルは「花嫁争奪戦」が原因!?

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中国でも男はつらいよ 不動産が決める男の値段  :日本経済新聞

中国ではしばしば結婚前に住宅ローンを組む。もし男性とその家族が不動産を買えないならば、結婚相手を探すのに苦労すると世間では言われている。北京の市場調査会社、ホライズンチャイナが若者を対象に中国沿岸部で最近行った調査によると、女性の4分の3は夫選びにおいて、住宅を購入する資産力を考慮するそうだ。もし彼女がこの基準を放棄したとしても、国の不動産管理者は言うに及ばず家族や友人がそれではすまないだろう。(中略)
 
経済学者の中には、不動産価格が過酷なまでに高騰しているのは、花嫁を巡る結婚「市場」における競争が理由ではないかと指摘する。男性の数が女性を圧倒している地域では住宅は最も入手困難だとする調査結果を、コロンビア大学のシャン・ジンウェイ氏と、国際食糧政策研究所のキシャボー・チャン氏、清華大学のイン・リー氏が発表した。

日本だと独身で家を買ってしまうと、逆に結婚しにくいですけどね(資産価値が上がりそうなマンションなら別ですが)。

中国では共稼ぎが当たり前で、家で料理をつくることも少ないと聞いたことがあったので、女性の方が強いんだろうなと思ってました。

法律は原則として、たとえ離婚した妻が住居の名義人になっていなくても、住宅ローンの支払いに彼女が貢献した分を認めることになっている。だが、女性は往々にして、ローンを支払った記録を残さない。ホン・フィンチャー氏は次のようにも指摘する。もし彼女たちがまったくローンを支払っていなくても、他の家計支出においては多額の負担をしている。多くの場合、男性が住宅ローンを組めるのは、家具・内装やその他の支出を女性側が払うからだ。
 
同氏は「住宅所有は男らしさの証になっている」と語る。現実的には妻の収入があって家計が成立していても、夫が住宅を所有するというプライドを優先して家計が切り盛りされることがしばしばある。従順な妻は夫の見えに協力しなければと考える。中国ではマッチョ気取りというバブルがまだ弾けていない。

「男性のプライド」に配慮してあげるというのは、ちょっと意外ですね。

それにしても際限なく不動産価格が上がり続けることはない訳で、もしバブルが弾けたらどうなるんでしょうね?