せき止め湖・壁の亀裂…神奈川、関東大震災のつめ跡 :日本経済新聞
小田原市のJR根府川駅周辺で発生した大規模な山崩れは、関東大震災の中でもひときわ深刻な土砂災害の1つだ。押し寄せた十数万立方メートルの土砂が、駅舎やホーム、入線してきた下り列車ごと相模湾へと流し去った。「日本国有鉄道百年史」によると、乗客ら死者112人、重軽傷者13人の犠牲を出した。
現在でも、被災時のホームやレールが流された土砂とともに駅直下の海底に沈んでおり、ダイバーの潜水ポイントにもなっている。無人駅舎の改札口わきに犠牲者を慰霊する碑が立っている。箱根の山が海辺に切り立つ周辺では別の土砂崩れも発生、多数の住民が犠牲となっている。
今夜のNHKスペシャル『MEGAQUAKEⅢ 第三回 よみがえる関東大震災~90年目の警告』は、かなりぞっとさせられる内容でしたね。
関東大震災は200~400年周期 津波堆積物が裏付け :日本経済新聞
死者10万人以上を出した関東大震災(大正関東地震)から9月1日で90年を迎える。相模湾から房総半島沖では歴史的に大地震が繰り返し起きており、その発生間隔は200~400年との説が最近の研究で裏づけられてきた。次の大地震はまだ先のようにもみえるが、「油断はできない」と地震学者は備えを呼び掛ける。
番組でも「周期は最短で200年」と一旦安心させるのですが、実は外房の震源域は関東大震災でも開放されていない歪が残っており、それが300年分溜まっているのだとか。
そう考えると、いつ起こってもおかしくないですね。