寄居工場は「コンパクトライン」か?

日本発、コンパクトラインの衝撃---「革命」と呼ぶ理由 - 設計・生産とIT - Tech-On!

実は、企画書の段階ではコンパクトラインに絞る考えはありませんでした。トヨタ自動車が「小規模革新ライン」という名のコンパクトラインの開発に力を入れていることは以前の取材で知っていましたが、他にあまり事例を知らなかったからです。ところが、詳しく調べていくと、コンパクト化した生産ラインを導入した工場が同社以外にもあることが分かりました。驚いたのは、ライン長や設置面積の縮減率の高さです。従来の4割減、5割減、8割減といった生産ラインが続々と誕生していたのです。
 
かつて1990年代後半に「セル生産」が登場し、日本の製造業に衝撃を与えました。それまでの長大なコンベヤラインや周辺設備を次々と撤去し、屋台のような作業台で1~数人が手作業で製品を組み立てる生産方式にガラリと転換。品質もコストもスピードも向上させたことは、「セル生産革命」と表現しても過言ではないでしょう。コンパクトラインの登場は、それ以来の「革命」となる可能性があります。「量産効果」の発想を捨て去り、「変種変量」という難題に真正面から取り組んだ「解」だからです。

いかにもマスコミ的ですね。
(メイン)ラインの長さをミニマムにするという考え方は、ホンダの場合「プロセスハーフ」とか言い出す前からあるものです。 壁は部品物流なんですけどね。

寄居工場自体が「コンパクトライン」かは、実際に現地を見てから言った方がいいと思います。
有効ボディがいくら少ないといっても、同じくらい無効ボディがあるラインを、果たして「コンパクト」と呼べるのかどうか。