NY株ハイライト アップル迷走「5c」に透けるためらい :米国・欧州株概況 :海外 :マーケット :日本経済新聞
新しいiPhoneと、もう一つの新しいiPhoneが誕生――。現行のiPhone5の後継機である「5s」と廉価版である「5c」を歌い上げたアップルのホームページ。だが関係者の関心を呼んだのは、華々しい新型機の陰に隠れるように発表された「4s」の販売継続だった。
4sは2011年10月発売の旧機種だ。2年の通信契約を前提にすると、米国では新型の5sが199ドル、5cが99ドル、4sが無料となる。アップルは新型機を投入した後も旧型機を値引きして販売してきた。「松竹梅」をそろえる前例を踏襲したわけだが、そこにこそアップルの気迷いが映っている。(中略)
RBCキャピタル・マーケッツのアミット・ダーヤナニ氏は、5cの価格設定について「2年契約で4sの端末価格が実質無料となることを考慮すると、すこし後ろ向きな印象」と分析する。安さという点では4sが勝り、あえて5cを選ぶ要素は希薄というわけだ。
市場が見込んでいたのは、上位機種の5sで採算を確保して5cで数量を伸ばす「ハイ・ロー」戦略だ。ところが、蓋を開ければ5cは実質無料の4sと価格差わずか100ドルの5sに挟まれ、数量確保を目指す廉価版としての特徴が曖昧になった面は否めない。
いままで新型iPhoneが発売されるたびに出ていたAppleマンセーな記事が、今回はどの媒体を見ても見当たらないですね。 盛り上げようにもネタが乏しすぎるのでしょう。
林信行とか何やってるんでしょうか?
それでもこんな記事もあります。
神尾寿の時事日想:なぜ、日本でiPhoneは売れるのか。 - Business Media 誠
とりわけここ日本では、iPhoneの強さ・人気は健在だ。市場調査会社カンター・ジャパンが発表した資料によると(参照リンク、PDF)、今年1月から3月の春商戦で新たにスマートフォンを購入したユーザーのうち、iPhoneは49.2%、Androidスマートフォンは45.8%という結果になったという。後者のAndroidスマートフォンは複数のメーカー / モデル / OSのバージョンが混在していることを鑑みれば、単独モデルとしてのiPhoneの強さは健在だ。
さらに注目すべきは国別の状況である。カンターグループでは同時期に世界8カ国で同様の調査を行っているのだが、iPhone (iOS)の販売シェアの高さは米国市場を抜いて日本が世界1位になっている。周知のとおり、日本では現時点(2013年8月末)まで通信キャリア最大手のNTTドコモがiPhoneを取り扱っていない。それにもかかわらず、iPhoneの販売シェアがトップなのだ。
現行のiPhone 5の競争力も健在だ。iPhone 5は2012年9月に投入されており、発売からそろそろ1年が経過する。Appleのモデルチェンジは1年に1回であるため、今は新モデルに入れ替わる直前の"モデル末期"だ。しかし店頭での勢いは衰えておらず、家電量販店やキャリアショップでの売れ行きは好調だ。例えば、家電量販店を中心にしたGfK Japanの販売ランキングデータを見ても(参考記事)、ドコモが2013年夏商戦向けの新機種として投入したソニーの「Xperia A SO-04E」と「iPhone 5」がトップ争いをしている。iPhone 5は発売してから1年が経過し価格がこなれてきているとはいえ、Xperia Aもドコモが"ツートップ戦略"として店頭価格を低く抑えてきた。毎商戦ごとにめまぐるしく新製品が投入されるAndroidスマートフォンに対して、1年を通じてiPhoneが互角以上の戦いを行う。その構図は、2008年の「iPhone 3G」発売の頃から変わっていない。
日本では、なぜこれほどiPhoneが売れているのか? 今回はiPhoneのこれまでの総括も踏まえ、それについて考えてみたい。
いや、当初は鳴かず飛ばずだった「3G」が売れ始めて以降一貫して、日本でiPhoneが売れているのは「実質0円」だからでしょ? ドコモのツートップ戦略どころの話じゃないよ。
でもDoCoMoが扱うことで、日本でのiPhoneのシェアは上がるかもしれないですね。
新型iPhoneは期待外れ? 米アップル株、大幅下落 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
11日の米株式市場で、米アップル株は大幅に下落した。前日発表した主力のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新型機種は、伸び悩む業績を回復させるには力不足という見方が広がり、前日比26・93ドル(5・44%)安い467・71ドルで取引を終えた。
アップル株は、発表当日の10日も、失望売りで大きく下落。2日間合計の下落幅は約8%になった。
市場は正直です。