ソニー、Eマウントでもフルサイズ ブランドも「α」に統一

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ソニー、ミラーレスカメラでフルサイズセンサー搭載の「α7R」 - デジカメ Watch

ソニーは、35mmフルサイズ相当のCMOSセンサーを搭載するEマウントデジタルカメラ「α7R」および「α7」を11月15日に発売する。あわせてフルサイズ対応のEマウントレンズ5本とAマウントアダプター2機種も11月15日から順次発売する。店頭予想価格はα7Rが22万円前後、α7が15万円前後、α7ズームレンズキット(FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS付き)が18万円前後。

ビデオカメラでは先にフルサイズが出ていましたが、ついにデジカメでも出ましたね。

【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】第583回:“Eマウントなのにフルサイズ”の衝撃、ソニー「NEX-VG900」 -AV Watch

そういえば思い出したが、2010年に初めてEマウント規格を搭載したNEX-5が出た時に、センサーサイズがAPS-Cなのになんでこんなにマウント径が大きいのか、と非公式ではあるが開発者に尋ねたことがある。その時は将来的な拡張性を考えてこの径にした、という回答だったが、思えば最初からこのマウントに35mmサイズのセンサーを入れるつもりだったのではないか。だとしたら、当時いろんなレンズをなんとかEOS 5D mkIIに付けて動画を撮っていたムーブメントが将来主流になると見ていたわけで、それだけ先見の明があったということだろう。

元々、EマウントはAPS-Cに対してムダに大きい印象でした。 最初からフルサイズ前提で規格を立てていたのでしょう。

ソニー「α7R」「α7」「サイバーショットDSC-RX10」の発表会レポート - デジカメ Watch

これまで「NEX-7」を頂点とするAPS-Cサイズ相当のEマウント機は、αシリーズの中の「NEX」シリーズという位置づけだったが、α7シリーズを機に、「(NEXの名は)今回から基本的に使わない」(石塚氏)とした。Aマウント、Eマウントともにαブランドだったのは変わらないが、これまでNEXと呼んでいたものもαになる点が新しい。(中略)
 
質疑応答において石塚氏は、Eマウントは当初Aマウントの互換を目指しており、その中で設計仕様としてフルサイズの格納スペースを用意していたものの、当時はミラーレスでフルサイズ機を作る予定はなかったと語った。また、新レンズシステムにおいて35mmフォーマットにこだわる必要はなかったのでは、との質問に対しては、「可能性はあったが、今回は『原点』の35mmフルサイズをやろうと開発した」と話した。

これでミノルタ由来のAマウント(αマウント)はフェードアウトかな? 「レンズ資産はアダプタ付けて使ってね」ということでしょうか。
ミラーぶれ」を考えると、むしろミラーレスの方が画質が良くなる可能性もありますしね。

でも個人的には同時発表の「サイバーショットDSC-RX10」に興味があります。

ソニー、1型センサーのハイズーム機「サイバーショットDSC-RX10」 - デジカメ Watch

ソニーは、1型センサーを搭載したレンズ一体型高倍率ズーム機「サイバーショットDSC-RX10」を11月15日に発売する。店頭予想価格は13万円前後の見込み。
 
「サイバーショットDSC-RX100M2」と同等の1型センサーを採用しつつ、レンズを焦点距離22-200mm相当(35mm判換算)とした高倍率モデル。レンズの明るさをズーム全域でF2.8としたのも特徴。RX100M2にないEVFも搭載された。

往年の DSC-R1を彷彿とさせる、高級一体型ハイズーム機ですね。
自分も一時期 DSC-H5を使ってましたが、ズームレンズつけっぱなしで、レンズ交換なんかしない人はこういうカメラの方がいいんじゃないかと思います。