怨霊をつくってはいけない

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伊東ロッテ、憎き西武潰した!吠えた!古巣と永久決別宣言 (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

6年をかけた雪辱劇だった。現役生活22年を過ごし、指揮官としても4年間、西武を率いた伊東監督。就任1年目の2004年に日本一を果たし、3年連続Aクラス入りしたものの、07年に25年ぶりのBクラス(5位)になり解任された。同年10月5日、監督として最後のソフトバンク戦では球団からねぎらいの言葉もなく慰労の花束も用意されていなかった。あまりの悔しさに自ら花を買い、当時のソフトバンク・王監督に頼み込んで渡してもらうセレモニーを“自演”した。あの屈辱シーンは今も脳裏に焼き付いている。
 
今ステージ開幕前、伊東監督はこう漏らした。「(西武のチームカラーの)青い血が(ロッテの)黒い血に変わるかどうか」。そしてこの日の勝利後、ついにこう口にした。「始まる前に言ったけれど、今日で黒い血に変わりました」。それは西武との決別宣言だった。(中略)
 
帰りの駐車場。伊東監督は西武ファンの男性からサインを求められ「いつか西武に帰ってきてください」と声をかけられた。笑顔で受け流してもよかったが、それはできず、こう断言した。「残念ながら、絶対ないです。それだけは言っておきます」。

キャンプツーリングに行くと、夜にラジオを聴きながら酒を飲むのですが、ライオンズナイターをやってる文化放送だったかで、まだロッテの監督になる前に西武を解任された当時のことを話していました。 当然ですが、相当悔しかったんだろうな。

梅原猛は『将たる所以』で「怨霊をつくってはいけない」と書いています。 前任者や功労者にはそれなりの処遇をすることで鎮魂すべしということです。
西武ライオンズは、6年前に自ら作ってしまった怨霊に祟られてしまった訳ですね。

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