まずはSDカードにRaspyFIのシステムを書き込まなければなりません。
SDカードはFAT32形式でフォーマットします。 特別なフォーマッターを使う必要はなく、WindowsでクイックフォーマットすればOKです。
RaspyFIはSourceForgeからダウンロードできます(twitterやFBで「いいね」しないといけないらしい)。 この記事を書いている時点で、1.0がリリースされています。
ダウンロードした RaspyFi1.0.zip を解凍すると、RaspyFi1.0.img というファイルが出てきます。
このRaspyFi1.0.imgが置いてあるフォルダのパスに空白や2バイト文字を含まれていると、あとで書き込み時に失敗するようです(参考サイト1)。
ここでは分かりやすくするために、RaspyFi1.0.img をCドライブ直下(C:\)に移動します。
Windows上でimgファイルをSDカードに書き込むには、Win32 Disk Imager を使用します。 win32diskimager-v0.9-binary.zip をダウンロードしたら解凍します。
Win32DiskImager.exeを起動して、イメージファイルに C:\RaspyFi1.0.img、書き込み先ドライブにSDカードを指定して、Writeボタンを押すと書き込みが始まります。 成功すれば「Write Successful.」とメッセージが表示されます。
ここで重要なのが、Raspberry Piの基盤裏に書かれていた「1320」という番号です。 このタイプの基盤では RaspyFi 1.0は起動しないようです。
他のRaspberry Pi用OS(raspbian)から、start.elf、start_cd.elf、start_x.elfの3つのファイルをSDカードにコピーします(参考サイト2)
書き込みが終わったSDカードをRaspberry Piにセットし、LANケーブル、USBケーブル(DACへ接続)を繋ぎます。 ほとんどのルーターではデフォルトでDHCPが有効になっていると思います。 RaspyFiはDHCP対応なので、IPアドレスは自動で割り振られます。
最後に電源ケーブル(microUSB)を接続します。 Raspberry Piには電源スイッチはないので、すぐにブートが開始されます。
正常に起動出来ていれば、基板上のPWR、FDX、LNK、100(LANが100Base-TX接続時)のLEDが光っているはずです。 PWRしか光っていない場合は、ブート出来ていません。
HDMIケーブルおよびモニタ(あるいはアナログ映像入力のあるテレビなど)があれば、接続しておくとブートシーケンスを画面で確認できます。
PCのWebブラウザを開いて、http://raspyfi/ にアクセスすると、こんな画面が表示されます。
NASセットアップ編へ続きます。