マー君「雄叫び」でロペス覚醒す

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星野監督、マー君の“雄叫び”OK 選考委員は「バカじゃないの!?」/野球/デイリースポーツ online

【2011年11月19日付デイリースポーツ記事より】(中略)
 
闘将の表情は険しかった。「バカじゃないの!?」。夢に描いた沢村賞を獲得したマー君に、選考委員からの思わぬ忠告。田中やダルビッシュの代名詞となっている、相手打者を抑えた際にマウンド上で行う雄叫びや派手なガッツポーズに、苦言を呈したのだ。これに対し「ノーコメントで」と語っていた田中を、指揮官が全面的に擁護だ。
 
「自然に出た行為なんだから、それを禁止するのはおかしい。魂と魂のぶつかり合いなんだから。闘志をむき出しにして、何が悪いんや」  現役時代の星野監督は、まさに同じタイプの投手。「あの時の強い巨人を倒すには魂を込めて投げなきゃ、あかんかった」。来季もエースとしてフル回転してほしいからこそ、田中に雑念を抱かせたくない。「そのままいけばいい」。闘将がお墨付きを出した。

伏線は第二戦という話もありますが、本当は2年前にあったのかもしれません。

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【日本シリーズ】速報(5)田中、六回2死満塁を切り抜ける ロペスを空振り三振 - MSN産経ニュース

巨人は六回2死から阿部が四球、村田がセンター前ヒット、高橋由も四球で満塁と楽天の田中を攻め立てた。
 
だが、田中は続くロペスを2ストライク2ボールから球速152キロの直球で空振り三振に仕留め、大きくガッツポーズしながら雄たけびを上げた。

「強い巨人を倒す」ために「魂と魂のぶつかり合い」から出た雄叫びだったのだと思うのですが、結果的に「寝た子を起こす」ことになってしまったようです。

楽天・田中将大の連勝を支える、ダルビッシュが持たないある“本能”。 - Number Web : ナンバー

今年のオールスターで、やはり田中だなと思った瞬間がある。DeNAのブランコを打席に迎えたときだ。
 
球宴らしく152キロのストレートを3球続け、1球目と3球目で空振りを奪い追い込んだ。そして、4球目。捕手のサインに一度首を振り、スプリットで空振り三振に切った。
 
おそらく最初はストレートのサインが出ていたのだろう。だが、ここでも田中は球宴の雰囲気に流されず、抑えることを最優先した。
 
たとえオールスターでも打たれるのは嫌なのだ。

雄叫びもガッツポーズも自由だとは思いますが、因果応報という言葉があるように自分に返ってくるんですよね。
本当に「打たれたくない」なら、相手を挑発することにつながる言動も慎むべきなんでしょうが、自然と迸ってしまうのでしょう。 人間ですからね。

ロペスお目覚め同点弾 2安打3打点 - プロ野球ニュース : nikkansports.com

巨人ホセ・ロペス内野手(29)が、守備のミスを補って余りある3打点を挙げた。2回に楽天聖沢の一ゴロをトンネル。痛恨の適時失策で2点目を許した。だが、5回1死二塁の打席で、落ちがやや甘かった田中のスプリットを強振し、左中間席に同点2ラン。「前回、田中に抑えられて悔しかった。エラーをしていたし、絶対に打つという強い気持ちでスイングした」と、いつも冷静な助っ人が興奮気味に振り返った。

もし巨人が優勝したら、1989年の日本シリーズに続く歴史に残るエピソードになるかもしれませんね。
因縁上等! それでこそ日本シリーズです。 

でもメジャーではシャレにならないから気をつけてね。