ホンダのダウンサイジングターボ、燃費改善効果はたったの1割

ホンダ、ターボで燃費1割改善 新型エンジン開発  :日本経済新聞

排気量1000~2000ccの新型エンジンを開発した。既存の軽自動車に搭載する従来のターボ技術に、ガソリンの燃焼効率を高める独自技術を組み合わせた。まず欧州で「シビック」のスポーツモデルに搭載する。
 
ターボはエンジンから出る排ガスでタービンを回し、多くの空気をエンジンに送って出力を高める。1500ccのガソリンエンジンに過給器を搭載すると、2000ccのエンジン並みの出力を保ちながら2000ccのガソリン車より燃費を5~10%改善できる。

もちろん1割の改善だって良いことではあるんですが、製造コストの上昇とか考えると本当に進むべき道なのか疑問に思うところもありますね。

【池原照雄の単眼複眼】ホンダ、ダウンサイジングターボを一気に3機種 (レスポンス) - Yahoo!ニュース

開発中のターボエンジン「VTEC TURBO」は1.0、1.5、2.0リットルの3タイプで、いずれも可変動弁機構を採用した直噴式。1.5リットルはフィットに搭載しているエンジンをベースとし、シリンダ径などはそのままにターボエンジンに改良した。また、1.0リットルはそのエンジンを3気筒に変更したもの。さらに2.0リットルはオデッセイ用の2.4リットルエンジンの骨格を基に開発したという。それぞれの最大出力およびトルク(一部開発目標値)は次のとおりだ。
 
1.0リットル=出力95kw、トルク200Nm
1.5リットル=出力150kw、トルク260Nm
2.0リットル=出力206kw以上、トルク400Nm
 
数字の羅列だけではピンと来ないが、それぞれクラストップレベルの出力性能と環境性能を両立させるという。たとえば1.5リットルのエンジンは、自然吸気のガソリンエンジンで1.8~2.4リットル級からのダウンサイジングを想定しているという。シビックタイプRに搭載する2.0リットルはV型6気筒級よりもトルクは10%以上大きくできるそうだ。

欧米のようにアベレージ速度の高い国では、ハイブリッドよりも有効なんでしょう。

ホンダ、中小型車でターボ復活 環境車戦略を拡充、新興国の主力に (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース BUSINESS

ホンダの野中俊彦常務執行役員は「価格の高いハイブリッド車(HV)の普及が進まない新興国などで、環境対応車の主力に位置付けていく」としている。搭載車の価格はガソリン車とHVの中間とする計画だ。

新興国にターボなんていらんでしょ? 排気量増やした自然吸気エンジンの方が安いし。