新入社員は30分以上前に出社して新聞を読むべきか?

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ライフネット岩瀬大輔さん、余計なことを書いて華麗にエイプリルフール炎上を飾る: やまもといちろうBLOG(ブログ)

要素分解してみると「新入社員が」「30分早く会社に来て」「身だしなみを留意し」「新聞を読む」ことを「社長が奨励」したわけですから、ここから漏れるすべての属性がイラッ☆とするのも分からないでもありません。例えば10年目のSEやプログラマーが読者だったら「30分早く会社に来る」とか何いってんのタコとなりますし、マスゴミ批判に熱心なネトウヨからするといまどき紙の新聞読んで評価上がる会社ってどうなんだよタコとなりますし、基本的にネットで記事を読む層のだいたい多数が敵に回る要素しか含んでいません。燃えますよ、これは。(中略)
 
で、岩瀬さんの言ってることももっともな部分がありまして、新入社員なんて最初から際立った能力を発揮してすぐに即戦力として2割8分5厘10本塁打OBP.360台でOPS.700台のような働きが出来るはずもないので、ある種「毎日コツコツ同じことができるきっちりしている人」をまず目指して、できることから取り組んで欲しいといいたい気持ちは分かります。まず素振りしてちゃんとやってるところ見せてみろよという話じゃないでしょうか。
 
会社がいちいち言わなくても、仕事に集中できて、自己研鑽に余念が無い人ばかりであればいいんですけどね。やっぱりそうは言っても、仕事は仕事、私事は私事と若いうちから割り切ってしまう人はなかなか大成しないしなあということも考えると、新聞に限らず知見を広めたり、仕事に取り組む姿勢をしっかりと学んで備えておこうよという気持ちは分かります。

自分なんか入社10年経っても、始業5分前に職場に着くなんてことをやっておりました。 もちろんその前にロッカーで着替えて打刻はしてある訳ですが。

「ゆとり世代」と揶揄するのはもうやめよう:田中淳子の”大人の学び”支援隊!:ITmedia オルタナティブ・ブログ

2011年度入社から新入社員は劇的に変わったというのは私の現場感だ。
 
震災直後の入社。リーマンショックからの就職難。その他もろもろの要因がきっと重なって、新入社員はとてもまじめでしっかりしていた。
 
たとえば、3か月の新入社員研修期間中、誰一人として遅刻をしない。忘れ物をしない。
 
予習してくる、復習している。ぎりぎりに出社する人などほとんどおらず、30分以上前には会社について日経新聞を読んだりしている。
 
自作のお弁当も持参だ。
 
堅実で、まじめで、真摯である。
 
人事部の方も「あんなにまじめでしっかりしていて、新人らしい抜けたところがないことはかえって心配、無理していないだろうか」とさえおっしゃる。私も時々そう思う。
 
「ゆとり」なんかまったくない。

でもソツがないのも「可愛げがない」なんて言われちゃうんでしょうけどね。