日本車キラーの異変 現代自動車に迫る内憂外患 :日本経済新聞
現代自動車は米国で2012年秋に誇大表示問題が発覚。似たようなトラブルが韓国にも飛び火しているのだ。燃費の誇大表示問題は米国で大きく騒がれたため、韓国の消費者の関心も高い。国土交通省が最終的に「サンタフェの燃費表示はクロ」と判定すれば、現代自動車は大規模なリコール(回収・無償修理)を迫られる。
ところが、肝心の調査は遅れ気味だ。国土交通省は当初、最終的な調査結果を3月末に公表する予定にしていたが、いまだ発表されていない。なぜ、遅れているのか。
ある政府関係者は「(日本の経済産業省に相当する韓国の)産業通商資源省が国土交通省に対し、燃費問題で現代自動車への穏当な対応を求めている」と証言する。事実、産業通商資源省が問題発覚前に実施した燃費検査が「最初から甘かったのではないか」という疑念がささやかれている。
韓国のモラルハザードは根が深いようです。