韓国「超ウォン高」はなぜ?

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「サムスンさえ耐えられない」 韓国「超ウォン高」で輸出産業は大打撃:イザ!

韓国経済で「超ウォン高」が進行中だ。大手輸出企業の採算ラインである1ドル=1050ウォンを大きく割り込み、約5年9カ月ぶりのウォン高ドル安水準となった。折しも米財務省や国際通貨基金(IMF)が韓国のウォン安介入を名指しで批判していることもあってか、1ドル=900ウォン台まで突入すると予測する声も多く、現地メディアは「サムスン電子さえ耐えられない」と悲鳴を上げる。輸出依存の韓国経済にとって深刻な事態だ。
 
ウォン安を武器に低価格製品の輸出を伸ばすという韓国経済のほぼ唯一ともいえる勝ちパターンは完全に崩れ去った。
 
ドルとウォンのレートは4月9日、韓国大手製造業の「防衛線」とされる1ドル=1050ウォンを突破。その後もウォン高が止まらず、5月に入ると1ドル=1020ウォンに接近し、リーマン・ショック直前の2008年8月以来のウォン高ドル安水準となった。

ウォンのレートなんて気にしたこともなかったので、従前の水準がどの辺りなのか分かりません。

米韓の金利差がどの程度なのかもよく知りませんが、なんでこの時期にウォン買いが進んでいるんでしょう?

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が議会証言で、量的金融緩和を終了した後も当面はゼロ金利政策を継続する方針を示したことから、ドル安が進行しているという側面もある。
 
ただ、韓国当局はこれまでひそかに為替介入を行うなどしてウォン高を阻止してきたとされるが、今回なぜウォンの独歩高となったのかについては韓国メディアも明確な解説をしていない。
 
ウォン高が急伸した4月といえば、米財務省が公表した為替政策に関する議会報告を行い、韓国について「ウォン高を阻止するため、より積極的に介入している」「ウォンは2007年の水準より実質実効レートで11%も安くなった」と名指しで批判した。IMFも報告書で「ウォンが最大8%過小評価されている」と指摘した時期と重なっているのは単なる偶然だろうか。

日本でも過去に極端な円高に苦しんだ時期がありました。 記憶に新しいところでは、東日本大震災後にも円高がありました。 欧州危機などいくつか理由はありましたが、なんでこんな状況で円が買われるんだろうと不思議に思ったものです。

想像ですが、米国からの離米従中へ突き進む韓国への制裁(警告)のような気がしますね。