<ホンダ移転価格税制>75億円課税取り消し 東京地裁 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
判決によるとホンダは1975年、税の優遇措置があるブラジルのマナウスに子会社を設立。子会社は、ホンダから部品や技術の提供を受けて現地でバイクを製造・販売していた。
東京国税局はこの取引を巡る子会社の利益を、ブラジル国内の類似企業の利益率などと比較し「ホンダは子会社に所得を移して課税を逃れている。子会社の利益の一部は日本で申告すべきだ」と判断。移転価格税制を適用して算定し直し、2003年3月までの6年間で約254億円の申告漏れを指摘した。
だが増田裁判長は「子会社の利益は税の優遇措置の影響が大きい」と指摘した上で、比較対象になった類似企業が優遇措置の区域外にあることから「両社は類似しているといえず比較できない。両社の差を調整せずに利益を算定したのは誤り」と述べた。
東京国税局もメンツがあるでしょうが、ちょっと無理筋だったようです。