道は単調な上りではなく、何度もアップダウンを繰り返す。 上りは気がラクなのだが、下りは恐怖感がある。
それは運転に関してではなく、「バイクが故障したらどうやって帰ろうか?」という恐怖だ。 バイクを押すのはもちろん、放棄して歩いて上るのだって大変だ。 ロードサービスを頼もうにも携帯が圏外では呼べないし。
もっとも、すれ違うクルマは何台もいたので、進退窮まったら助けを求めることは出来るだろう。 でも日が暮れたら絶対に走りたくない。
11:37 入笠牧場の入り口。
木立を抜けて開放感のある場所に出た。
実に気持ちがいい。 でも牧場なので有刺鉄線には電気が流れているかも。 近寄らない方がいい。
11:43 ヘアピンカーブに出た。 右は長谷村、左は入笠山。
展望台みたいなのがあったので上ってみた。
残念ながら電線と木が邪魔してる。
入笠山方向に少し行くと、さっきより見晴らしがいいポイントがあった。 遠くの薄い色が北アルプス、その手前が伊那山地かな?
11:51 この林道のピーク(1791m)に到着。 建物はマナスル山荘。 手前が新館、奥が本館。
入笠山(1,955m)への登山者はここにクルマを置いて行くらしい。 山頂までは30分ほど。 ここからの標高差約160m。 それって登山?
マナスル山荘ではなめこ汁とかビーフシチューとか、食事も出来るようだった。 時刻はちょうど12時だが、きしめん喰ったせいかあまり腹が減ってない。
ソフトクリームを食べてみた。 濃厚な感じ。
本館前に居たウニ。 よく寝てた。
12:04 さて、富士見峠へ降りるかなと少し下ると分岐点あり。 どっちへ行けばいいのかな?
ここで問題発生。 富士見峠へ抜ける道は、マイカー規制とかで時間帯通行止めになっているらしい。 ここに来るまで、そんな告知は何もなかったぞ。 どうりで千代田湖方面を行き来するクルマが多い訳だ。 芝平峠で出会ったセローも引き返してきたし。
こっちは単に通り抜けたいだけで、入笠山に入山しに来たわけじゃない。 下りだけでも通らせろと思ったけど、時間もあるしここは大人しく来た道を戻ることにする。
12:49 杖突峠からの下りから見る三度目の八ヶ岳。 本日はご機嫌がよろしいようで。
R20に入り甲府方面へ下っていく。 途中で時速50km/hで走る遅い軽自動車の後ろに付く。 運転しているのはやっぱり「帽子」だった。 「道の駅 信州蔦木宿」でようやくどいてくれた。
13:33 無理に抜かなかったのは、サントリー白州蒸溜所に立ち寄るつもりだったから。
お土産を買うだけだし駐車場に隣接したショップでも事足りるのだが、せっかくなので受付して中へ入る。
ここはウイスキーのほかに「南アルプスの天然水」を作っている。
広大な敷地の大半は森。 歩いているだけで森林浴気分が味わえる。
工場見学(試飲あり)やウイスキー博物館の他に、バードウォッチングのツアーなんかもある。
もう10年近く前に嫁と来たことがあるが、レストランもとても美味しい。
ここのショップでお土産を購入。 ここでも売ってるテイスティンググラスがとても使いやすいのだ。
14:05 インターナビの目的地を自宅にセットして出発する。 あんなに横長な八ヶ岳も、こうやって見るとコンパクトだね。
まだ行楽帰りの渋滞には早いせいか、R20の流れは順調だ。 正面に富士山がよく見える。
いつもR20はR141とR52が合流してくる韮崎あたりで渋滞するのだが、インターナビのおかげでスムーズに抜けられた。
インターナビの推奨ルートはいつものように奥多摩(R411)経由。 帰宅予想時刻は18:04とのこと。 でも奥多摩経由は遅いクルマに引っ掛かることが多いし疲れるんだよね。
そこで指示を無視してR140をそのまま走って雁坂越えを目指す。
16:01 雁坂トンネル料金所を通過。 よく考えたら有料(原付 70円)なので、最速一般道優先ルートに設定されたインターナビが選ぶはずはないんだな。
17:01 秩父でR299に右折。 ここまで全く渋滞に遭わなかったのだが、R299から県道15号線に入ると巾着田から帰る観光客で大渋滞していた。
17:59 帰宅。 奥多摩経由でも秩父経由でも、時間的には変わらないようだ。 炊飯器をセットして犬の散歩に出かけよう。
本日の走行距離 220.5km
Google Earth用KMZファイル(千代田湖~自宅) → 20140921.kmz