新型ステップワゴン「燃費はHVに負けるが走りに自信」

【ホンダ ステップワゴン 新型発表】燃費は ノア/ヴォク に譲るが、走りに「絶対の自信」 | レスポンス

ただ競合車であるトヨタ自動車の『ノア/ヴォクシー』にはハイブリッドモデルがあり、そのモード燃費23.8km/リットルと、その差は歴然だ。
 
しかしステップワゴンの開発責任者を務める本田技術研究所の袴田仁主任研究員は「燃費だけで語るのであれば、向こうの方が絶対有利だと思う」としながらも、「ハイブリッド車は、私どもも十分乗らせて頂いた。走りの爽快という部分においては絶対の自信はある」と言い切る。
 
さらに「従来の2リットル自然給気エンジンでは、結構の回転数まで回さないとトルクが出てこなかった。例えば多人数乗車で坂道を登る場合、エンジンをかなり回す必要があった。それに対して今回のエンジンは低い回転数のまま、すーっと登っていく。また高速の伸びも素晴らしく良い」と説明。

日産の「なんちゃってHV」に勝ててよかったね。

【ホンダ ステップワゴン 新型発表】パッケージング検証…居住性と使い勝手アップの秘密とは? | レスポンス

つぎにパッケージングの肝となる人の座らせ方も先代とは異なる。ヒップポイント地上高こそ1列目席は先代より5mm高いだけで、2/3列目席は変わらず。しかしエンジンルームをコンパクト化し、ボンネット前後長を40mm短縮。同時に1列目席を40mm前に出し、2/3列目席のニースペースに余裕をもたせている。そのほとんどは3列目席ニースペースの拡大に使われているとはいえ、身長172cmのドライバーのドライビングポジション基準で、前後610mmのスライド量(先代は300mm)を持つ2列目席で最大360mm(先代+25mm)、3列目席に至っては100mm(先代+55mm)のゆとりを実現しているのだ。

ボンネット長で言われるとFRオーバーハングもあるので本当に短くなったのかよく分かりませんね。 FR車軸からトーボードまでが40mm短くなったのかしらん?

【ホンダ ステップワゴン 新型発表】400人のお母さんドライバーの声で生まれた世界初「わくわくゲート」 | レスポンス

注目の機構となる「わくわくゲート」は、バックドアが通常の跳ね上げ式だけでなく、横開きで開けられるサブドア付きとした。サブドアは開度が3段階に設定されており、荷物の出し入れや人の乗降も容易にできる。
 
狭い駐車場などで跳ね上げで開くスペースがない場合に便利で、力の弱い女性にも扱いやすい機能とした。走行中は開くことのないよう安全対策も施している。開発責任者である本田技術研究所の袴田仁主任研究員は、かつてない規模という「400人超のお母さんドライバーへのアンケート」や、買い物での「ドアの利用状況などの取材」を重ね、この機構の実用化を決めた。
 
開発テーマとした「もっとラクに、もっとやさしく」を具現化するアピール性十分の機能となった。また、サブドアを付けることでバックドアの重量は従来モデルより約10kg重くなったものの、「主に剛性を高める設計でカバーし、重量増も抑制した」(袴田氏)という。

話を聞いた時はキワモノ的な印象でしたが、写真を見る限り違和感なく収まっているように見えます。 重量も+10kgならリーズナブルな感じがしますね。

【ホンダ ステップワゴン 新型発表】事前受注5000台、半数がホンダセンシングを選択 | レスポンス

峯川専務は「月販5000台に対し、事前受注でひと月分はもう超えた。まだ既納客中心の事前受注なので、もうちょっといけると思う」と話した。(中略)
 
また新型ではエンジンが先代の2リットル自然給気から1.5リットル直噴ターボにダウンサイズされたが、峯川専務は「非常に難しいのは、日本は排気量でものすごいヒエラルキーがしっかりしているマーケットであるということ。なのでダウンサイズターボというものを、しっかりとコミュニケーションしてご理解頂くことが、まず第1段階で必要。それがないと正しくご理解されないままに、1.5リットルなのかとか、1.5リットルなのに高いといった評価になってしまうので、実際に商品をみて乗って頂くことが重要だと思っている」との考えを示した。

今後もダウンサイジングターボが各社から出てくると思うので「排気量信仰」も薄れていくと思いますが、まずはトルクがあって税金が安くなるという実用上のメリットを訴求することが大事でしょうね。

ところでハイブリッドは出さないの?

ホンダ、1.5L直噴4気筒VTECターボと「わくわくゲート」を採用した新型「ステップ ワゴン」を発表 - Autoblog 日本版

なぜ、「フィット」などに採用されているハイブリッドを設定しなかったのか、という質問が発表会場の記者席から寄せられたが、本田技研工業の峯川 尚 専務執行役員 日本本部長によれば、ステップ ワゴンの顧客は「若くて家族の多い方が多いため、トータルの価格が重要」であり、ハイブリッドにすると「三十数万円、売価が上がってしまう」ので、見送ったとのこと。この件について本田技術研究所の方に訊いてみると、「モーター内蔵DCT自体はエンジン・ルームに積めなくはないが、問題はバッテリーをどこに搭載するか。例えば床下に積むと、マジックシートが使えなくなる可能性が高い。冷却の配管をどう取り回すかという問題もあります。利便性を重視したパッケージングや機能を犠牲にしないで、ハイブリッドを採用するのはかなり難しいのではないかと思います」とのことだった。遅れて登場するという可能性も今のところは薄いようだ。

やっぱりオデッセイの時に伊東社長が「もう少しお時間をください」なんて言ってしまい買い控えが発生したので、迂闊なことは言えませんね。
実際、一年半経ってもオデッセイHVは出ていませんし。