第2期エコカー政策、タイ暫定首相は慎重姿勢

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タイ、第2期エコカー政策で論争 国内市場低迷で暫定首相は慎重姿勢 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース BUSINESS

第2期エコカー政策は、最低投資額65億バーツ(約239億円)や1リットル当たりの走行距離23キロ以上など、一定の要件を満たしたメーカーに対して6年間の法人税免除などの優遇措置を講じることを定めたもので、2013年にインラック前政権が策定。日系5社を含む10社が申請していたが、昨年発足した現政権により実施は先送りされている。
 
プラユット首相は、国内自動車市場の販売不振が続いていると指摘したうえで「工業省は政策が国内経済に与える影響を慎重に検討すべきだ」と述べ、政策の実施が生産能力の余剰拡大など自動車産業の状況悪化につながる懸念があるとの考えを示した。
 
これに対し、工業省は第2期実施により生産される車両は主に輸出に回るとして国内市場への影響はないとの見解だ。さらにチャカモン工業相は、タイ自動車市場は5年周期で買い替え需要が発生するため近い将来に国内販売も回復するとし、政策実施で増加する生産台数は十分に消化できると主張した。
 
一方、自動車メーカー各社からも同政策に消極的な意見が出始めている。ある日系メーカーの現地法人幹部は、タイの自動車産業は生産増のために巨額投資を行ってきたが、国内外の需要が想定ほど伸びていないとし「エコカー政策はメーカーの助けにならない」と述べた。

結局は需要の先食いになるだけだし、止めたほうがいいと思うよ。