Dual band 11nから Dual band 11acに替えたら速くなる?

世の中には「やってもムダ」ということがたくさんあります。 しかし一方で「やらずにいられない」こともあります。

J2900には FM2A88X-ITX+から移植した AzureWave AW-NB110Hが装着されています。 USB3.0接続のDual band 11acの PLANEX GW-900Dを使っていたのですが、なぜか11nでしか接続できなかったんですよね。 Windows10 IPにドライバが合ってないのかもしれませんが。

で、先週Amazonで Intel Dual Band Wireless-AC 7260 Plus Bluetoothを見つけたので買ってみた訳です。

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パッケージ(?)は簡素なもの。 驚いたのは一緒に頼んだ 2kgのダンベルと一緒の段ボール箱に入っていたこと。 隅の壁にへばりつくように入ってましたが、ダンベルが中で暴れてカードが破損するとか考えなかったのでしょうか?

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左が AW-NB110H。 ハーフサイズの mini PCI Expressカードです。 取り付けネジは付属していました。
ちなみにAW-NB110Hは Intel Centrino Advanced-N 6235 Wi-Fi plus Bluetooth と同じものだそうです。

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外部アンテナは FM2A88X-ITX+附属のものを使用しています。

Windows10 IPを起動すると、WiFiはちゃんと認識してドライバも入ったようですが、Intelから 64bit版Windows8.1用ドライバをダウンロードして適用すると Bluetoothも使えるようになりました(使うアテないけど)。

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ルーターとの接続は300~700Mbpsくらいで結構揺れます。 規格上は867Mbpsですが、平均すると580Mbpsくらいでしょうか。 ルーターまでの距離は1.5mで障害物はありません。
11nの AW-NB110Hは上限の 300Mbpsで安定、11acの GW-900Dでも 300Mbpsでした。


さて肝心なのは接続速度よりも実際の速さです。 USENのスピードテストで試してみます。

まずWiFi接続せずに有線LAN(1Gbps)でルーターに直結したら、103.884Mbpsとなりました。 我が家の環境ではこれが上限と考えていいでしょう。
フレッツ光はギガファミリー(1Gbps)契約なんですが、実効速度は規格の1/10くらいというのはよくあることなのでこんなものかと。

次にLANケーブルを引っこ抜いて AC-7260(11ac)で接続します。 その結果は...
74.802Mbps でした。
ちなみに先週末にまだ AW-NB110Hを装着しているときにやってみたところ、やはり74Mbpsくらいでした。 全く速度アップにつながっていませんね。
要するにボトルネックはWiFiの親機-子機の間ではなかったということでしょう。 もしかしたらルーター(PR-500KI+SC-40NE「2」)にあるのかもしれません。