スマートホーム:スマートメーターの簡単管理と家電の遠隔操作が行えるドングル - スマートジャパン
電力小売自由化に伴い、多くの電力小売事業者が登場する中、事業の差別化の要因として注目を集めているのが、スマートメーターの情報経路の内「Bルート」を活用した付加価値サービスだ。スマートメーターからの情報伝達ルートには、3つのルートが存在する。電力会社向けの「Aルート」、電力会社を通じて小売事業者などにデータを送る「Cルート」に対し、スマートメーターとそれが設置されている建物内のHEMSを結ぶ情報伝達ルートが「Bルート」である。
今回NTT東日本が投入したUSBドングルは、このBルートを活用して、スマートメーターや家電を制御するというものだ。スマートメーター対応USBドングルをフレッツ光のホームゲートウェイ(HGW)に接続することで、スマートメーターからの正確な電力使用量の計測が可能となる。従来は必要だった分電盤への計測器の設置が不要だ。価格は5000円(税別)(図1、図2)。
一般家庭への電力小売り自由化に合わせて、囲い込みツールとしてのHEMSの普及が予想されます。
NTT東日本の場合は、どこかのエネルギー陣営(このグループ分けもまだ不透明だし)と独占的に組むとかえってお客を限定してしまうので、当距離外交をすると思いますが。
我が家もHEMSの導入はこれからですが、「フレッツ・ミルエネ」は選択肢の一つですね。 以前に導入しようと思って資料の取り寄せまではしたんですが、そのときは時期尚早と判断して保留したのでした。
もう一つの候補はパナソニックの「スマートHEMS」です。
スマートハウス:“HEMS時代”で先を行くパナソニック、カギを握るゼロ・エネルギー・ハウスの基盤 - スマートジャパン
パナソニックは2012年から「スマートHEMS」として、HEMS関連製品の販売開始している。パナソニック エコソリューションズ社 エナジーシステム事業部 新事業推進センター センター長の磯崎典夫氏は「2016年の電力小売の全面自由化、さらに政府がゼロ・エネルギー・ハウスの普及を進めるなど、家庭を取り巻く電力環境は大きく変化している。これにより今後は、どの電気料金プランを選ぶべきか、太陽光発電などを利用して発電した電力を上手く活用するにはどうしたらいいのかといったニーズが発生すると考えている。こうしたニーズに対してもパナソニックのスマートHEMSがあれば対応できる」と語る。
パナソニックのスマートHEMS関連製品の中核をなす製品は2つある。1つがエアコンなどの家電を自動でコントロールして節電を行える制御装置「AiSEG(アイセグ)」だ。2012年から販売を開始している。もう1つが2014年から販売しており、今回さらなる拡販を行うHEMS対応の住宅分電盤「スマートコスモ」だ。パナソニックはこれらの2つの製品を「ゼロ・エネルギー・ハウスにおけるプラットフォームと位置付ける(図1)。
家電のコントロールはパナソニックの方が強そうですが、分電盤を交換するとなると投資がかさみます。
もうしばらく様子をみたいと思いますが、あと2年くらいのうちには導入することになるでしょう。