フレッツ・ミルエネ vs AiSEG (電気料金設定編)

いまだにスマートメーターになってないし(どないなっとんねん、東電!)、まだHEMSらしいことは何も出来ていませんが、ぼちぼち使用感を書いていきたいと思います。

消費者に対して、HEMSの導入効果を真っ先にアピールできるポイントは「電気使用量の見える化」だろうと思います。
「○○kWh」と出すより「○千円」と表現した方が説得力が増すので、当然ながらkWh当たりの電気料金を設定する必要があります。

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ところがミルエネで設定できるのは、なんと「電力会社」のみです! サポートセンタに問い合わせたところ、

「フレッツ・ミルエネの電力量料金につきましては、現状は、電力量料金の計算と関連する項目で選択できるのは電力会社様の選択のみとなり、電力会社様の時間帯別料金プランには対応しておりません。」

との回答を頂きました。 実際には「電力会社」の設定に関わらず、一律に 27円/kWhで計算しているようです。
ミルエネはクラウドサービスなので、サーバー側でテーブル持って計算するだけの話なんですが、なんでこんな手抜きをしているんでしょうね? スマートメーター対応で変わるかな?

家庭向け電力小売り自由化で、一般電気事業者以外から買うようになったらどうするんだろ。

ミルエネの機材は住友電工ネットワークス(現・住友電工)のOEMのようです。 でもクラウドの部分はNTT東日本が運用しているのでしょうから、「やる気があれば」どうにでも出来そうですけどね。


対してパナソニックの誇る AiSEGはどうでしょうか?

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一応「重量制」、「深夜電力」、「オール電化」の3つが選べます。
でも「深夜電力」の時間帯の指定は、あらかじめ決められた時刻からしか選べません。 我が家は東京電力の「夜得プラン」(夜間時間帯が21時から5時)なのですが、時間帯が合いません。

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「オール電化」でも試してみましたが、こちらも時間帯を合わせることが出来ませんでした。
ドロップダウンメニューの選択肢を増やすだけなので変更は簡単だと思うのですが、AiSEGの場合は機器(MKN700)のファームウェアのアップデートが必要なので、対応してくれるかは微妙ですね。

[2015.08.20 追記]
Webサイトからの質問に対してパナソニックから回答がありまして「現状では対応しておりませんが、今後対応していく方向で前向きに検討いたします」とのことでした。 ファームウェアのアップデートを期待して待ちたいと思います。
[追記終わり]


節電のためのアドバイスをするのに、電気料金の設定は基本中の基本だと思うのですが、どちらも落第ですね。 今後に期待したいと思います。

ちなみにエコウィルのエネルックリモコンでも一律料金しか設定できません。

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