トヨタ、2050年の新車CO2総量を2010年比で90%削減

【トヨタ環境フォーラム15】伊勢専務「2050年にはエンジン車は生き残れない」 | レスポンス

具体的なモデルミックスの比率は示していないが、2050年時点では同社が次世代環境車の主力と見ているFCV(燃料電池車)をはじめ、PHV(プラグイン・ハイブリッド車)、HV(ハイブリッド車)、EV(電気自動車)の電動車両でほとんどの販売を占める姿を示した。ガソリンやディーゼルのエンジンだけの車は、限りなくゼロに近い。
 
記者会見した伊勢清貴専務役員は「地域の事情で現実としてエンジン車は少し残るが、(主力としては)生き残れない。自動車業界には大きな天変地異になる」と指摘した。

35年前のクルマと今のクルマに使われている技術を比較してみると、同じカテゴリーの商品とは思えないくらい違いますが、同じように35年後のクルマも全くレベルの違う技術で作られているでしょうね。

トヨタ、2050年に新車の二酸化炭素排出量を90%減へ - 電動化 - 日経テクノロジーオンライン

その実現に向けた当面の目標としては、FCV(燃料電池車)の販売台数を2020年ごろ以降に世界で年間3万台以上、日本では月間で少なくとも1000台レベル(年間で1万数千台程度)を掲げる。また、FC(燃料電池)バスを2016年度中に東京都を中心に導入開始し、2020年開催の東京五輪・パラリンピックに向けて100台以上の導入を目指して準備を進める。さらに、ハイブリッド車(HEV)の販売台数を2020年までに年間150万台、累計で1500万台に伸ばすという。新車平均のCO2排出量の2020年の目標値は2010年比で22%以上の削減とする。(中略)
 
一方、クルマを生産するさまざまな工程において、排出されるCO2の量を削減しようというのが、工場CO2ゼロチャレンジだ。具体的には、CO2排出量の少ない生産技術(低CO2生産技術)を開発して導入する、日々のカイゼン活動を推進する、再生可能エネルギーや水素エネルギーの活用を図るといった取り組みにより、それを目指す。
 
具体的な数値目標は、今後建設する新工場や新生産ラインに対して設定。生産工程におけるクルマ1台当たりのCO2排出量を2020年には2001年比で約半減、2030年には同約1/3を目指すという。2050年には再生可能エネルギーと水素エネルギーの活用を促進することでCO2排出ゼロを目指す。

PLMの全ての段階でエネルギー消費の削減が必要です。