ルノー前CEO「ディーゼル車特有の優遇税制などは徐々になくなるだろう」

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ルノー前CEO「利益最優先の風潮に問題」 VW不正巡り  :日本経済新聞

――VWの問題から得られる教訓は何ですか。
 
「1つ目に企業内に規則を守るという職業倫理を確立することが不可欠だ。利益が最優先で、ルールや職業倫理を軽視する風潮は問題だ。2つ目は欧州特有の事情だが、当局は実際の走行条件に合った検査に改めねばならない。VWの不正を米当局に警告したのは非政府組織(NGO)だった。これができたのは米検査が実際の走行に近い内容だったからだ」
 
「3つ目は、これを機にディーゼル車を禁ずるべきでない。すべての大型車はディーゼル車だし、都市圏外での走行が多い欧州ではディーゼル車の利点がある。ただディーゼル車特有の優遇税制などは徐々になくなるだろう」

日本でも軽油とガソリンの税率格差は縮小するべきですね。

VW不正とピエヒ会長失脚が続いたのは偶然か?:日経ビジネスオンライン

社内調査委員会は、監査役会に9月30日に提出した中間報告書の中で、「EA189型ディーゼルエンジンに不正ソフトを搭載する決定は、2005年から2006年に、VWのヴォルフスブルク本社で行われた」という見方を明らかにしている。
 
現在その中で注目されているのが、2011年に同社のエンジン開発部長となり、2013年から取締役となったハインツ・ヤーコブ・ノイサーである。彼は他のメーカーでもエンジン開発を担当した、有能なエンジニアだ。VWはノイサーら数人の幹部社員を自宅待機処分にし、事情聴取を行っている。
 
ドイツの公共放送局NDRなど複数のメディアは、「2011年にVWのエンジニアがノイサーに対して、不正ソフトについて指摘したが、ノイサーは真剣に対応しなかった。エンジニアは、この事実を調査委員会に報告している」と報じた。だがノイサーが内務告発をもみ消したのか、彼が不正ソフトの搭載に関わっていたかどうかは、まだ確認されていない。

エンジン開発部長が知らなかったということはないでしょうからね。