プリウス40km/L達成は、車重1310kgの素モデルのみ

プリウス燃費40km/L超、達成の背景に重量1310kg以下への執念 - 車載部品&ネットワーク - 日経テクノロジーオンライン

新型プリウスの分厚いカタログの片隅に、Eグレード仕様車に関する、気になる一文がひっそりと記されていた。
 
「メーカーオプション装備により車両重量が1320kg以上になった場合、39.0km/Lとなります――」
 
プリウスのEグレード仕様車の車両重量は1310kg。これが、オプション装備を追加してわずかでも重くなると、新型プリウスの代名詞となる「リッター40km超え」のクルマではなくなるというのだ。

これはトヨタに限らずホンダやマツダでもやってることですね。 ボクサーが計量間際まで減量を続けるのと同じようなものです。

「燃費だけ追求すればもっといけた」という開発者の言葉とはウラハラに、やっぱり大変だったんだろうと思います。

「1310kgに収めろ」――。“燃費グレード”である新型プリウスのEグレード仕様車。その開発ではおそらく、こうした明確なターゲットがあったのだろう。燃費40km/Lの達成は、4代目となる今回のプリウスにおいて、開発当初から掲げてきた譲れない目標だったためだ。
 
実際、Eグレード車を見ると、車両重量を1310kg以下に抑えることに腐心した様子をいくつも確認できた。(中略)
 
Eグレード仕様車は、コスト面ではやや不利ながら、軽量化を優先してリチウムイオン電池を採用した。リチウムイオン電池の質量は24.5kg。ニッケル水素電池よりも15.8kg軽く、車両重量を1310kg以下に抑える上で必須の選択だったといえそうだ(関連記事2)。
 
この他にも軽量化の工夫を多く盛り込んでいる。例えば、Eグレード仕様車の燃料タンク容量は38Lと、他のグレードより5L少ない(関連記事3)。ウォッシャータンク容量も2.0Lと、他のグレードより2.8L小さい。

ウォッシャータンクまで削るのか! ラジエター液は削れないしね。
RRドアのウインドウが手回し式じゃないだけマシか。