週末スペシャル - グーグルのAI「アルファ碁」が人間に勝った理由とその意味とは?:ITpro
一方で、人間との能力の差も浮き彫りになった。今回の囲碁の戦いでアルファ碁が見せたのは、“直観”で反応する世界。記憶と記憶をつなぎ合わせて考える、筋道だって論理を立てるといった大脳が行う処理を実現する方法はまだ研究の途上だ。そういう意味では、現時点ではコンピューターが得意なことと人間が得意なことは違う。今回のアルファ碁と李氏の対局では、コンピューターと人間の勝ち負けというよりも、コンピューターと人間の仕事の違いが明確になってきたということだ。
「直感」というのは人間でいうならば「右脳」が支配している領域で、「論理的判断」は「左脳」になります。
従来のコンピューターは既知の事象に対する判断は、(古くは第五世代コンピュータなど)エキスパートシステムなどで行えた訳ですから、「筋道だって論理を立てる」ことはむしろ得意なのでは?
「直感」と「論理力」のバランスをどうとって、直面する問題に対処するかというのが今後の課題でしょうね。