東京電力、ニチガスにLNG24万トンを独占供給

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エネルギー管理:ガス事業拡大に踏み出す東京電力、24万トンを独占供給 - スマートジャパン

東電EPはニチガスとそのグループ会社である東彩ガス、東日本ガス、北日本ガスが販売する都市ガスの全量を卸供給するが、これはLNG換算で年間24万トンに相当するという。契約期間は非公開だが「長期の契約」とした。
 
ニチガスとグループ会社3社のこれまでの都市ガスの調達先は東京ガスだったが、2017年4月からは東電EPに乗り換えることになる。ニチガスは東京電力から調達した都市ガスを約30万世帯に提供する計画だ。

興味があるのは、東電EPがニチガス管内以外では直接都市ガスを小売するのか、それとも都市ガスの小売は完全にニチガスに委託するかたちになるのかです。

都市ガス市場ではニチガス系3社合わせても弱小なので、関東全域で営業というのは厳しいだろうと思います。

今回のようなガス事業者への卸売という形だけでなく、東電EPから一般ユーザーへの直接販売についても「販売ができるよう検討を進める」(同氏)としている。自前の熱量調整設備の建設についても検討しているという。
 
一方のニチガスは都市ガス自由化で約11万件の新規顧客の開拓を狙う方針を掲げた。顧客獲得に向けては「現状より10%程度は価格を下げる必要があると考えている」(和田氏)としており、今後はコスト削減などを進めていく。

東電としては、まずは「都市ガス市場を勉強」というところでしょう。 ニチガスはもちろんシェア拡大でしょうが、ある時点で営業エリアが重なって競合することもあるでしょうね。