オーディオで遊び始めて 25年以上になりますが、スピーカースタンドを買ったのはヤマハ NS-10MM用くらい。 基本は合板と角材による自作でした。
910mm角の24mm厚シナ合板を販売店に四つ切りしてもらい、そのうちの2枚に三寸角の角材3本を裏から木ネジで留めます(木工用ボンド併用)。 角材の天面に真鍮製の飾り鋲(ホームセンターで売ってる)を打ち付けて、スピーカーを点で受けます。 天板はナシです。
そしてスタンドの底面に残り2枚のシナ合板をそれぞれ木工用ボンドで貼り合わせれば、かなりガッチリしたスピーカースタンドが出来上がります。 底版の上に鉛インゴットやコンクリートブロックを置けばさらに安定します。 ヤマハの NS-1000Mを使っていたときも、このスタンドを使ってましたね。
あの頃は塗装もせずに使っていましたが、色を塗ったとしても寝室で使うにはちょっと無骨過ぎます。
それにいまスピーカーを載せている台の高さが 800mmなので、できれば 700~800mmくらいの高さがほしいところ。
価格.comでスピーカースタンドをチェックしてみましたが、高さは600mm以下というのが多いようです。 まれに背の高いものもありますが、ペアで数万円と価格もお高い...
天板の大きさも含めて妥協できそうなのが、ハヤミ工産の SB-351でした。
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これぐらいの価格なら、自作するより買おうかという気になります。 高さが 600mmと希望よりは低いのですが、まあしょうがないか。
とポチリそうになったのですが、ラインアップを見ていたらこんなものを発見。
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この SB-301は高さが 700mmもあるではないですか!
天板の大きさが幅120mm✕奥行き145mmしかないので、SS-SC5(幅178mm✕奥行き220mm)には全然足りません。
しかし天板に60mmピッチで穴が開いている(NS-10MMの底面にも60mmピッチでナットが埋め込まれていた)ようなので、この上にさらに大きめの板を固定してから SS-CS5を置けば大丈夫そうです。
ホームセンターに行って、天板に使えそうな板を探したのだけどいいのがありませんでした。
そこで桐のまな板にしようと台所用品売場に行ったら、樹脂製のまな板の方が重かったので買ってきました。
色が黒だったらよかったんですが、そんなまな板は誰も買わないですからね。 塗装しても弾くだろうし、この大きさではナイロン用染料で染色するのも難しいですね。 カッティングシートはくっつくかな?
スタンドの天板とはボルトで固定しようと思いますが、とりあえずは両面テープで接着してもよさそうです。
スタンドが届きました。 なんで写真を撮ろうとするとキミは寄ってくるのかな? 「遊んでないで、早く散歩に連れて行け」と?
散歩から戻ってさっそく組み立て。 天板はこんなふうになってました。
黒い樹脂部に埋め込まれたねじを半回転させると、支柱に生えている白い溝付きダボにロックが掛かる仕組み。
結局まな板は使わずセッティングしてみました。 ATのインシュレーターも使っています。 あまりに不安定なようなら、まな板の出番もあるかもしれません。
スタンドごと5度くらい内振りさせてます。
ベッドの上面がスピーカー底面と同じくらいですね。
ベッドに寝た状態で RaspyFiで聴いてみます。 そもそもオーディオ的なリスニング姿勢とはかけ離れているので、音質がどうこう言える条件ではありませんが、スッキリして悪くない感じです。 やっぱりスピーカーのセッティングは大事ですね。
もしかしたらスピーカーを買い換えなくても、最初からスタンドを導入していれば LS-K711のままで満足できた可能性もありますが、そこは深く追求しないようにしましょう。