スーツケースのキャスター修理

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インド出張へは日本から食材を持っていくのと、ビジネスクラス(スーツケース1個あたりの重量が30kgまで)ということもあり、古いスーツケースも持って行ってます。

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前回の出張で、ついにキャスターの車輪が1個壊れてしまいました。 デリーの空港で、駐車場へと続く「動く歩道」の上を転がしたのがいけなかったようです。

「スーツケースは消耗品」と言いますし、もう13年も使っているのだから買い替えてもいいのかなとも思います。
でも本体は丈夫でまだまだ使えそうです。 それに何度も一緒に出張に行った相棒です。 直せるものなら直してやりたい。

調べてみると、キャスターの交換を受け付ける鞄屋さんもあるようです。 スーツケースのメーカー(協和)も修理を受け付けているみたい。
でも修理費用の相場は、4個替えると2万円くらいのようです。  それじゃスーツケースごと買い替えた方がいいですね。

車輪だけ売ってないかなと調べたら、ちゃんと売ってました。

車輪の直径や幅、シャフト径や長さなど、いろいろな種類があります。 自分のスーツケースに合わせて購入する必要があります。
本当に交換できるか半信半疑でしたが、高いものではないし 4個分(2セット)の車輪をオーダーしました。

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中国からの発送でしたが、注文してから10日ほどで届きました。 シールドベアリング入りです。
ただこのベアリングがどうもグラグラしてるし、スムーズではありません。 ベアリングだけでも日本ブランドのものに交換したいですね。 車輪1個に2個使うので 8個必要です。

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こちらも注文してから4日ほどで届ききました。 NTN製です。

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精度の良いベアリングを作るのは、なかなか難しいんですよね。 サイズはもちろん同じでした。

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スーツケースの車輪を交換する最大の難関は、シャフトを金ノコで切断するところです。 女性だとちょっと大変かもしれませんね。

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切粉やゴミを取り除いてチェックすると、シャフトが入るところが座ぐってあります(直径10mm)。

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購入した車輪に付属のシャフトを入れてみると、フランジ(直径11mm)が大きくて座ぐりに収まりません。

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車輪の幅方向はこれくらい隙間があります。 付属の平ワッシャーを入れて少し隙間が残る感じです。
ただこの状態でシャフトを締め付けると、キャスターが内側に絞られて回転が悪くなりました。

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そこで車輪付属のシャフトをカセットコンロで熱して、キャスターの座ぐりに押し付けて広げてみました。

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座ぐりはあまり深くしないように慎重に。 今回はこんな感じになりました。

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リューターやハンダゴテで広げるという方法もありますが、広げすぎることもないのでこれが一番簡単な気がします。

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4個とも交換して完了。 これであと1年は頑張ってくれるかな?