Wave110iから125iに乗り換えて一番戸惑うのは、チェンジペダルの違いです。
ペダルのストロークが深いので、素早いシフトチェンジが出来ないのです。
ペダルの踏面の位置(高さ)についても違いがあります。 自分は踵でシフトダウンするのですが、ペダルの角度はまず後側の踏面を「シフトダウンし易い高さ」になるように合わせます。
Wave110iだとこんな感じにしています。 標準よりも1山ぶん前下がりだったかな? この辺りは乗車時の膝の曲がりや足首の可動域によって個人差があると思います。
ステップバーよりチェンジシャフトの位置が前に来ていることにも注目です。
同じようにWave125iで合わせるとこうなります。 チェンジシャフトはステップバーとほぼ一致しています。
110iよりもペダルの前側の踏面が下がっていることが分かります。 これだと乗車時につま先底面と前側踏面の間に隙間が5~10mm程度あり、シフトアップ時に過大な「足首の無効ストローク」が発生してしまいます。
110iのペダルが「くの字」形状になっているのに対し、125iのペダルはより直線的な形状なのが影響しているのかもしれません。 前側踏面の上にゴム板でもビス止めして、高さを上げられたらいいんですけどね。
125iのペダルは前後の踏面の間隔も長いように見えます。 (チェンジシャフトではなく)ステップバーを基準に実測してみます。
<Wave110i>
前側:163mm
後側:107mm
全長:272mm
<Wave125i>
前側:147mm
後側:122mm
全長:278mm
まとめるとこうなります。 ちなみにステップバーの太さは16mmです。
機種 | 前側 | 後側 | 全長 |
---|---|---|---|
Wave110i | 163mm | 107mm | 272mm |
Wave125i | 147mm | 122mm | 278mm |
意外なことにペダルの全長は大して変わりません。 前後比が異なるのは、チェンジシャフトとステップバーの位置関係の違いによるものです。
125iのシフトアップ時のストロークが長く感じるのは、ペダルの長さによるものではなく、トランスミッションの基本設計からきているのかもしれません。
ここで思ったのが、「110iのチェンジペダルを125iに付けたらどうなるのか」ということです。
こんど時間があるときにでもやってみたいと思います。