カツオのたたきを食べながら、明日以降の行動を考えていた。

今日は土佐西南大規模公園入野松原キャンプ場に宿泊する予定だ。 ココ(道の駅 なぶら土佐佐賀)から16.4km、15分もあれば到着する。

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週間天気予報では5/2~3に雨が降るということだったが、予報通り今夜から降り出すようだ。

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雨はそのまま一昼夜降り続き、5/3に日付が変わる頃に止むらしい。 つまり明日の朝の撤収時と、次のキャンプ場での設営時は雨ということだ。

次のキャンプ場は四国カルストの姫鶴平キャンプ場を予定していた。 標高1400mで、遮るものは何もない。 そんなところで前線を伴う低気圧の通過に遭遇するのは悪夢としか言えない。

ツーリングに出発する前から分かっていたことだが、予報が変わることを期待して決断を先延ばしにしていた。 だがいよいよどうするか決めなければならない。

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出した答えは「入野松原キャンプ場に連泊する」だった。 雨の中で撤収して次のキャンプ地へ移動し、また設営するのは負担が大きい。 往福路など長距離を移動中ならそれも仕方がないが、目的地のエリア(四国)内での移動なら1日くらいのロスはリカバリー可能だ。

愛媛県でのキャンプが不可能になるので、目的の1つだった「四国全県でのキャンプ」が達成できないが、また来る口実ができたと考えればいい。

14:11 「道の駅 ビオスおおがた」に移動して、キャンプ場の受付をする。 GWの中休みだったので予約はしていなかったが、事前予約が望ましいようだ。
連泊が可能なサイトをいくつか提示してもらったなかで、駐車場から離れて静かそうな23番を選んだ。

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道の駅を出てキャンプ場に向かったのだが、駐車場の奥からそのまま行けるとは知らずに、R56に出てサンシャイン大方まで行ってしまった。
公園内の敷地に入ると、明日から始まるというTシャツアート展の案内板が出ていた。 ネスト・ウエストガーデン土佐というちょっと小洒落た施設もある。

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正面の防風林を抜けると海。 駐車場にはサーファーのクルマが数多く並んでいた。 高知ってサーフィンのメッカなんだね。

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14:31 キャンプ場の駐車場への入口。 チェックインは15時からだと言っていたが、既に多くの利用者がいるようだ。 連泊か?

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サイト番号と一致する番号の駐車スペースに停めなければならない。
隣の24番に停めたサーファーの若者グループが23番を占拠していたので、「ここに停めたいんですが」とどいてもらう。

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サイトに行ってみたら、先ほどのサーファーたちのテント(24番サイト)の下手に23番サイトがあった。 平らなところがなくてテントが設営しにくい。
若者は夜中に騒ぎそうだし、大雨が降ったら窪地になっている23番は池になってしまいそうだ。

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受付でくれたキャンプ場の案内には、連泊可能なサイトに赤丸がしてあった。 見てみると、高台の27番も空いているらしい。 早速電話して、23番から27番へと変更してもらう。 

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ちょっと芝はハゲかかっているけれど問題ない。 広さは十分だ。

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手前は炊事場で、奥がトイレと水シャワー。

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大きなテントやタープを持ち込んで連泊しているサーファーグループが何組かいる。 彼らは常連なのだろう。 どこのサイトがいいのかちゃんと把握して予約しているようだ。

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15:15 通常なら買い出しと入浴に行くところだが、今日はまだ行くべきところがある。 それは足摺岬だ。
明日、雨の中を行くよりは、今日のうちに行っておいた方がいいだろうという判断だ。 JAの大方SSで給油して、いざ50km先の足摺岬へ。 往復2時間はかかるので、暗くなるまでにキャンプ場に戻れるかはギリギリだ。
15:41 ナビに従って広域農道を通って四万十大橋を渡る。

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R321に入ると土佐清水市まで一本道。 目的地はみな同じなので、ずっと同じクルマの後ろを走る。

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16:11 県道27号線に合流し、反時計回りに足摺半島を一周する。

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そろそろ半島の南端なのだが、以外に民家が多い。 観光で潤っているんだろうか?

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とか思っていたら足摺亜熱帯自然植物園の緑のトンネル。 四国最南端なんだからこうでなくっちゃ。

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16:28 やっと足摺岬に到着。 バイクは路肩に停めるように指示される。 クルマも駐車場は無料だ。

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室戸岬が中岡慎太郎だったので、足摺岬には誰の像が立っているのだろう?と楽しみにしていたのだが、中浜万次郎(ジョン万次郎)だった。 土佐清水出身なんだってね。

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この先に何かあるらしい。

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何だか砦みたいだけど展望台らしい。 上がってみよう。

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右手に足摺岬灯台。 断崖の上に起立するシンプルな灯台だね。 これは1960年に改築されたもの。

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こちらは左手の風景。

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もうちょっと天気が良ければよかったのにね。 ここもやっぱりYOUが多かった。

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16:38 出発する。 帰りも反時計回りに海岸線を走る。

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足摺半島の東岸は何もないが、最果て感はこちらのほうが感じられる。

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帰りも目的地をキャンプ場に設定してナビしてもらった。 来た道をそのまま戻ったのだが、四万十温泉平和な湯に行くつもりだったので、四万十大橋を渡らずにそのままR321を北上すれば近かった。

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17:42 7kmほどR56を戻って平和な湯に到着。 入浴料600円だがシャンプー類の備え付けはなかった。 持参していたからよかったけど意外だね。

キャンプ場の受付をしたとき、係のおじさんが「お風呂は近くに2件あります。1つはホニャララ、もう一つはゴルフ場のクラブハウスでこちらは温泉。どちらも500円です」と言っていた。 でも「風呂は下調べしてあるから」とちゃんと聞いていなかった。
後から調べたら、最初のはTシャツアート展の看板があったネスト・ウエストガーデン土佐で公園の敷地内、ゴルフ場の方は土佐ユートピアカントリークラブだった。 人の話はきちんと聞くべきだね。

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18:27 サンシャイン大方で買い出し。

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ニイナが売っていて驚いた。 子供の頃、よく実家の下の海で取ってきて、母に塩ゆでにしてもらって食べていた。

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18:52 テントに戻る。 驚いたことに、24番サイトのサーファーグループは撤収していた。
雨が降り出すのは若干早まりそうな気がする。 手早く喰ってしまおう。 最初はいつものように袋サラダ。

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サンシャインって店舗ごとに結構品揃えが異なるね。 大方店は「なかおち」とか「うで」とか、肉のラインナップが面白かった。

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「なかおち」っていうのはハラミともまた違うのかしらん? カットするのにキャンプで初めてキッチンハサミが役に立った。 トングが欲しいね。

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「うで」の方がしつこくなくてヘルシーな感じ。

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1時間ほどで片付けてテントに入る。 20時の時点でまだ周囲に雨雲はないようだ。

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予報通り21時にはポツポツとテントを叩く雨音がし始めた。 テントが浸水しなければいいけれど。

本日の移動距離 356.7km
Google Earth用KMZファイル(室戸岬~黒潮町) → 20180501.kmz