1日あたりの感染者数は8月20日の2万5868人が過去最多だったようで、おそらくその辺りが第5波のピークだったのだろうと思う。
去年の夏の第2波はどうだったのかというと、8/7が1604人で一番多かったようだ。
そこから9月下旬までだらだらと下がって底を打ち、11月に入って紅葉シーズンで明確に増えてさらに年末も増え続けて、年明けの1/8に第3波のピーク(7957人)をつけることになる。
今年はワクチン接種が進んでいるし、GOTOトラベルなどの悪しき施策もやってないので多少は変化があるかもしれないが、大枠の推移は昨年と同様の傾向になるのではないか?
8/20から茨城県、栃木県、群馬県、静岡県など7府県に緊急事態宣言が発出されたが、8/27からは北海道、宮城県、岐阜県、愛知県、三重県など8道県も追加された。
東京都、埼玉県など既に発出されている都府県についても、期限が9/12まで延長されている。
解除の条件だがこれまでの実績ベースなら、埼玉県でいえば1日あたりの感染者数が300人くらいにならないと難しいのではないだろうか?(8/25で1614人)
来月半ばにそのレベルまで下がるかというと、なかなか難しいような気がする。 500人を切るのも難しいかもしれない。
西浦博教授が考える「ワクチン接種が進む日本」でこれから先に見込まれる“展開”(西浦 博) | 現代ビジネス | 講談社
以上の議論から想像いただけるかもしれないが、本感染症のリスクに対峙し続けてきた私から言えることは、接種完了時のイスラエルなどで一時的に見られていたような「ぱっと夜が明ける」ような未来社会が、日本で希望者の予防接種が完了しただけで来ることはなさそうである、ということである。
マスクを外した暮らしができて、普段会わない方と飲食が楽しめて、元の世界に近い接触が返ってくる、というイメージを抱く方も多いと思う。しかし、そのようにリスク認識が一気に社会全体で変わり得る、というような景色をすぐ先の未来に想像することは困難である。特に、現時点で見込まれる接種希望者がほぼ接種済みになるだろう今年11月後半の日本でそのようなリスク状態になることは、残念ながらほぼ期待できない。
早くキャンプ場の休業を心配することなくキャンプに行けるようになることを願ってます。