「量的緩和バブル崩壊」はすでに始まっている | 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
大きく上がったものは大きく下がり、小さくしか上がっていないものは小さく下がるだけであり、今後、上がるものはほとんどない。バブルでも上がらなかった弱い銘柄は、今後も弱いので暴落はしないが、上がるわけがない。これは典型的なバブル崩壊時の風景であり、アナリストの言明パターンである。
アナリストというのは危機を叫んでいれば食いっぱぐれないといいます。
予想が外れた理由は後付でなんとでもできるし、「運良くいい方に外れてよかったね」で終わるから。
「中国のバブルが崩壊する」というのは2008年の北京五輪でも言われてましたが、リーマンショックも乗り越えてまだ中国のバブルは萎んでいません。 だからといって今回も崩壊しないとは限らないのですが。
そういえば来週から北京五輪(冬季)ですね。
日本もアベノミクス開始から約10年。平成のバブル崩壊と違うのは、不良債権があまりなさそうなのと、円高よりむしろ円安が怖いことでしょうか。
円の暴落を防ぐために、米国の金利に引きずられて日本も金利を上げる必要が出てくるのかも。 住宅ローンの金利が上がると困る人がたくさん出そうです。
「もうはまだなり、まだはもうなり」といいます。 バブルが「まだ続く」のか「もうお終い」なのか。
用心しましょう。
今後はどうなるか。短期的に一時戻すような動きがあれば、そこをとらえて、逃げ損なっている投資家たちが売る。売り損ねた分を売る。そして、さらなる売り場を作るために、少し戻す。しかし、徐々に戻す局面が少なくなり、戻る幅も小さくなり、下落が続くようになる。
問題は、私が考える1990年からの実体経済の中期的な(一般的には長期的というだろうが、30年続いたバブルだから)バブルが終わり、長期停滞局面に入るかどうかだ。私は入ると思うが、そこは議論が分かれるところだろう。ただし、2009年に始まった量的緩和バブルは決定的に終わったのである。
「最後の買い手」であった中国が萎んでしまうと、たしかに長期停滞局面に入るのかもしれませんね。
そうすると何が起こるのかというと...
戦争かもしれませんね。