バイクの買い替えを妄想する

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Wave110iを購入したのが 2011年。 Wave125iを購入したのが 2015年。
どちらも既に走行距離は5万kmを越えています(110i:68,954km、125i:52,650km)。
110iの方はここ3年くらいほぼ動態保存状態なので、走行距離はあまり増えていません。 125iが抜くのも時間の問題でしょう。

どちらも機関好調だし、まだまだ走ってくれるとは思っています。
とはいえそろそろ後継機種について考えておいた方がいいでしょう。

自分のバイクの用途は、通勤、買い物、そしてキャンプツーリングです。

1.通勤

昨年7月の事業所の引っ越しで通勤距離(片道30km)は長くなりましたが、コロナ禍のおかげ(?)でここ2年間は出勤は週に1回程度です。 週間での通勤距離は125km→60kmとむしろ短くなっています。
コアなしフレックス勤務を生かして出勤時間を遅らせていますが、一部ですり抜けが有効な区間もあるので、細身で縁石に寄れるWaveの車体は重宝しています(タイヤが小さいスクーターでは寄れない)。
以前の事業所への通勤では狭山環状有料道路を通る必要があったので、通行料金が安い原付二種(20円)が絶対条件でしたが、今はMUST要件ではありません。

2.買い物

共働きで嫁の方が帰宅が遅いうえに、こっちは在宅勤務ということで、日常の飲料・食料品の7割は自分が買い物しています。
残り1割はAmazonなどの通販(酒、烏龍茶)で、嫁は2割あるかないか。
歩いていけなくもない程度の距離にスーパーがありますが、だいたいはバイクで買いに行っています。
メットイン(30L)+トップケース(36L)の積載スペースをフルに使うこともあるので、Wave125iは手放せません。

3.キャンプツーリング

ここ数年、日帰りツーリングというのをしていません。
吉郎を置いて家を空けるのが心苦しいというのもありましたが、「キャンプをしたいからツーリングに行く」というスタンスに固まったようです。
キャンプ道具を積むためには、タンデムシートでトップケースが載せられるキャリアが用意されていることが絶対条件です。
航続距離はやはりWave125i(300kmくらい)と同等以上は欲しいところ。
キャンプ道具を積んだ状態での跨り易さを考えると、股ぐらに燃料タンクがないアンダーボーンフレームの車体が便利です。
ツーリングで静かな集落を通過することも多いので、排気音はなるべく控えめに。
走行安定性と取り回しやすさはトレードオフですが、どちらかというと軽い車体の方が好みです。


一番の問題は、新しいバイクを迎え入れるとしたら、それは増車なのか、それとも既存車との入れ替えなのか、という点です。
2台持ちの今でさえ、Wave110iはカバーを掛けられて惰眠を貪っています。 追加して3台目というのはナシなので、必然的に入れ替えということになります。

ではどちらと入れ替えるのか?
汎用性を考えると、Wave125iを外すというのは考えられません。 Wave125iを代替できるのは Wave125iだけです。
GROMやC125ではロングストロークの新型エンジンに切り替わっていますが、APホンダによるとWave125iはまだ従来型のエンジンのようです。 エンデュランスに代わって輸入元になったシルバーバックのサイトを見ても同様です。

23M Wave125iが新型エンジンに切り替わったら、ぜひ試乗してみたいですね。
その結果が良ければ 23Mに乗り換えるかもしれないし、もっさりしているなど動力性能に不満があったら現行車を乗り続けるか、従来型エンジンの22M Wave125iの新車へ乗り換えるかです。
そもそもウチの125iだってトルクの薄さが気になって、ドリブンスプロケットを1丁増やしているくらいなので、そこが解消されているなら乗り換えもアリかなと思います。


では Wave110iを入れ替えるとしたら?
はじめて Wave110iに乗ったときは、魔改造してたジョルカブ(公道でレーシングカート走らせるような感覚でした)との違いに面食らったものです。
でもいま乗ると、125iがクルーザーだとすると110iはジェットスキーに思えるほど鋭い走行感覚なんですよね。

47都道府県でキャンプをした Wave110iは思い入れがたくさんあるので手放したくない気持ちがあります。
Wave125iに問題が起きたときのバックアップの役目は重要(実際に何度かあった)ですが、できればもう少し活躍させてあげたいとも思います。
エンジンの骨格は違えど兄弟車なので共通のパーツもあるし、どちらかに問題が起きて乗り換えても不都合が生じにくいという利点はあります。
でも全く違うバイクなら、どちらかに偏ることなく使い分けられるのかもしれません。

そういう意味で、もしWave110iと入れ替えるならば候補は Winner XCB200Xのどちらかですね。

Winner Xは HVN(ベトナム)製で、BSH(マレーシア)の RS150Rの兄弟車です(フロントカウルのデザインはかなり違います)。
Wave125iと大して変わらない車体に CBR150Rの水冷エンジン/6速ミッションを積んでいるので、動力性能は高いと思います。 速さは求めていないのですが余裕があるのはいいことです。
燃費(1.99L/100km)と燃料タンク容量(4.5L)からすると、航続距離は225kmくらいか。 ちょっと物足りないですね。

CB200Xは HMSI(インド)製で、CB190Xの後継になります。 「200」になっていますが、排気量は184ccで実は 190Xと同じだったりします(インドらしい)。 SOXでも売ってます。
燃料タンクが前にあるので跨るのが大変ですが、容量が12Lあるので400kmくらいの航続距離が期待できます。
車体が大柄で重い(147kg)ですが、トランザルプ400Vに比べれば問題ないです。

Wave125iと違うバイクという意味では CB200Xの個性が際立ちますが、アドベンチャースタイルのバイクはトランザルプでもう十分に乗ったとも思います。
普段遣いの1stチョイスは Wave125iで揺るがないと思うので、あえてもう1台を引っ張り出してくる魅力は何か。
高速道路前提のツーリングはするつもりはないし...
そんなことを考えると「別に今のままでもいいんじゃん」と思っちゃうんですよね。

というわけで、新型エンジン搭載の Wave125i待ち、という結論になりました。