ホンダが新型「スーパーカブC125」国内仕様を正式発表! 4速のまま新エンジンに│WEBヤングマシン|最新バイク情報
ホンダは、欧州などで先行発表されていた新型スーパーカブC125の国内仕様を正式発表した。同時発表のモンキー125と同様にロングストローク化&圧縮比アップを図った新エンジンを搭載し、新たにフロントに働く1チャンネルABSを採用したモデルのみのラインナップ(従来はABSなし)となる。
スーパーカブC125の新型エンジンも、ボア×ストローク値は[50.0×63.1mm]のロングストローク設定に。先行発売されているグロムや同時発表のモンキー125と同じ数値で、これが新世代のホンダ横型エンジン原付二種のスタンダードになっていくはずだ。
ただし、5速ミッションを採用した新型モンキー125に対しコチラは4速ミッションのまま。各ギヤの減速比も従来と同じだが、1次/2次減速比が変更されたことで、総減速比はわずかにロング傾向になった。わずかではあるが最高出力が向上し、その発生回転数も上昇したことと併せて、従来よりも高まった巡航速度とスポーティな走りが期待できそうだ。燃費は実際の走行に近いWMTCモードで従来の66.1km/Lから68.8km/Lへと約4%向上。3.7Lの燃料タンクと掛け合わせると、計算上の航続距離は250kmを超える。
ミッションは4速で十分だから問題なし。 単にエミッションと燃費の向上だけでなく、パワー(7.2kW[9.8PS]/7,500rpm)も0.1kW向上させているのがすごいね。
最大トルクは10N・m[1.0kgf・m]で変わらないのだけど、発生回転数が5,000rpmから6,250rpmに上がっているのが興味深い。
普通はロングストローク化すると下がりそうなものだけど、カムシャフトやFIのセッティングは高回転型に振っているのかもしれないね。