いつもなら写真を数枚撮っただけで後にするところだが、今回はそうもいかない。
針尾送信所の見学は本日の、というよりも今回のツーリングの最重要事項なのだ。
まずは駐車場にほど近い 1号無線塔から。
根本に近づくと、型枠の跡がよくわかる。
1号塔の高さは 135m。
その高さまで足場を組んで、上から生コンを打設したというのがすごいよ。
駐車場に戻るとバイクが 2台やってきた。 奥に見えるのは 2号無線塔。
これは油庫。
復元された門衛所。 トイレとボランティアの詰め所となっている。
写真入りの解説板。
建設費が 1塔 50億円って安く感じてしまうな。
電信室はあとで行ってみよう。
お次は 3号無線塔。 小高い丘の上にある。
1号塔も駐車場のレベルから少し登ったところにあったが、3号塔は明確に高いところに建っている。
少し息が切れた。
この塔は中を見学できるらしい。
床に据え付けられているのはウインチ。
内部を見上げると、先が見通せないくらいの高さ。
ところどころ明り取り(?)の穴が開いているんだね。
3号塔の周りを見てみる。 これは「附(つけたり)・見張所」というところらしい。
観光用に復元したものかと思いきや当時物らしい。
3号塔は立地的に侵入されやすい場所にあることから見張所が設置されたとのこと。
新西海橋がよく見える。
この新しめの施設は戦後建てられたもの。 針尾送信所は 1997年まで海上自衛隊と海上保安庁の無線施設として運用されていた。
続いて電信室へ向かう。
入り口はこちら。
この辺りはまだ明るい。 団体さん用にヘルメットが多数用意されている。
ここは整流器室。 発電機で作られた交流の電気をここで直流に変換してアンテナへ送っていた。
奥に海上保安庁の看板が立てかけられている。
人間は自分で想像力を働かせて怖がるものではあるが、お化け屋敷とかダメな人は入るのをやめた方がいいだろうね。
狭い通路を抜けた先は機械室になっていた。
ここに発電機が設置されていた。
ガイシがあるので、発電した電気をここから整流器室へ送っていたのかな?
天井の鉄筋が錆びてコンクリが剥落している。 これが当たり前なんだろう。
外に出てみる。 建物の外壁に蔦が絡んでいる。
先ほどの機械室は一番右端にある。
13:32 駐車場に戻ってきた。 2号塔の周辺は立入禁止で見学はできない。
奥平谷編へ続く