ただし YBR125のドリブンスプロケットは 45Tです。
友人Hが LY125Fiのドリブンスプロケット(38T)を実測したところ、JT Sprocketsの JTR838と取付部の寸法が一致したそうです。
LY125Fiの二次減速比は、15T:38T = 1:2.533 です。
でもローギヤード過ぎるということで、ドライブスプロケットを 16T(1:2.375)もしくは 17T(1:2.235)に交換する人が多いようです。
友人Hも17Tに上げてますが、タンデムで新R4を流れに乗って走れるそうなので、それぐらいが適正なのかもしれません。
ただドライブ側での変更だと1山違うだけで大きく影響するので、微調整ができないんですよね。
さらにクランクケースとチェーンのクリアランスも小さくなるので、万一何か異物が噛み込んでしまった場合は立ち往生する原因になりかねません。
ドリブンスプロケットの方を交換したくなるのですが、カブやGROMのスプロケットとも異なるし、今まであまり情報がありませんでした。
そこで友人Hがノギスで実物を測ったところ、中心穴:64mm、P.C.D:80mm(M8ボルト)だったそうです。
それに該当するのが先述の JTR838であったと。
ちなみに AFAMだと 12200(36, 38, 43, 45)、RK高砂だと B3106(36, 37, 38, 43, 45)が該当します。
JTR838の場合は 31, 35, 36, 37, 38, 39, 42, 43, 45, 49, 54という歯数のバリエーションがあります。
ドリブンスプロケットをあまり小さくするのはおすすめできないので 31Tは除外するとして、
17T:36T = 1:2.118
17T:37T = 1:2.176
16T:35T = 1:2.188
17T:38T = 1:2.235 ← 友人Hの現状
16T:36T = 1:2.25
16T:37T = 1:2.313
15T:35T = 1:2.333
16T:38T = 1:2.375
くらいが選択肢になるのかなと思います。
面白いことに二次減速比を変更すると、同じバイクとは思えないくらい乗りやすくなったり、逆に乗りにくくなったりします。
各変速段のスピードレンジが変わることで、走るリズムが変わるというか。
「もっと最高速を伸ばしたい」とか「5速巡航時のエンジン回転数を下げたい」と思って変更した結果、狙った効果と違う影響が出たり。
でもスプロケはユーザー自身でも交換が容易(油で汚れるし面倒だけど)なので、いろいろ替えて試してみるのも一つの楽しみだと思います。