Wave110iのブレーキング時の左ヨレの原因判明

FRブレーキキャリパーのスライドピンの固着を直してからも、程度こそマシになったが左にヨレる事象は残っていた。
前回の整備時にブレーキパッドは確認して面取りもやったけど、微妙な偏摩耗があって食いつきにクセが出ているのかな?

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ブレーキパッドはいくらでも在庫があるので、ケチケチしないで新品に交換してみよう。
その前にキャリパーが正常にスライドしているか確認しよう。 キャリパーを横から押し込んで... 微小な動きだけど、ちゃんとスライドしている...

あれ!? 車軸のカラーは固定されているのに、なんでベアリングシールが動くんだ?

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8月頭に、この件について元メカニックの友人Hに相談したところ、「俺は経験したことがない症状だ。ダブルディスクのバイクで、左右どっちかのキャリパーが死んでいても、巻き込むことはなかった。」ということだった。
それに対して

『自分も最初は履き替えたタイヤのコニシティで車体流れでもしているのかと思ったんだよね。
バイクの場合、タイヤの接地点が車体中心から左右にズレていると、ブレーキングしたときに巻き込みが起きると思う。
想像だけど、キャリパーが正常にスライドしないせいでディスクが引っ張られることで、ベアリングの調心の範囲でホイールが傾いた(あるいは横に移動した)結果とか?』

と返信していたのだった。 これはフラグだったのか?

あー、カタカタ言ってる。 FRホイールの右側ベアリングが完全にイカれているわ。 球落ちててもおかしくないな。
これじゃブレーキ時だけじゃなくて走行中は常にタイヤが傾いていただろう。

FRの車軸が緩んでる?とか、車体が正立していない状態で車軸を締め付けたのかも?と心配して締め直したりしていたのだが、なんでベアリングそのものの故障を疑わなかったのかな?

Wave110iの走行距離は 73,522km。 その大半をキャンプ道具を積んで結構なスピードで走っている。
そろそろかなとは思ってはいたが、こんな形で表面化するとは思わなかった。
ベアリング故障って、キーキー異音がするとか、ゴロゴロするとか、固着するとか、そんな風に現れると思っていたんだけどね。

という訳で、しばらく Wave110iは故障車リスト入りだね。
トランザルプ400Vでハブベアリング交換の経験はあるけれど、もう 15年くらい前だからちゃんと出来るか心配だ。

問題は球が落ちていそうなベアリングの内輪を引っ張って、上手くホイールから抜けるかどうか...
分離した内輪と球を整復してやれば、内輪を引っ張って抜けるらしいが。

まずは 1台分のベアリングとシールを用意しなければ。