FRキャリパーのピンブーツの交換

先週の土曜日に Wave110iのキャリパーとブラケットのピンの固着を解消したが、翌日曜日には Wave125iの方もメンテナンスをした。

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ブラケットのピンは綺麗な状態。 というかこの薄いピンクのグリスは工場出荷状態のものでは?
どうやら購入して 6年間で一度も給脂していなかったようだ。

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ブーツ内のグリスもまだ乾いていないが、ブレークリーンで洗い流してラバーグリスを吹き込んだ。

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ところで 125iのブーツと比較して 110iのブーツは大きくてブヨブヨしている。
膨潤してピンとの間に隙間が出来ており、グリスを保護する役目を果たしていない。

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こっちのブーツは長さが伸びてしまっている。 これはもう交換するべきだね。
FRブレーキの引きずりは解消されているが、念のため月曜日からの出勤は 125iで行くことにした。

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幸いにしてピンブッシュブーツ(45132-166-016)ブーツB(45133-MA3-006)はいろんな機種で使われているので、国内でも入手可能だ。

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取り外したブーツ(上)と新品(下)の比較。 笑ってしまうくらい大きさが違う。
友人Hによるとゴムを侵すタイプのグリスを使うとこうなってしまうらしい。 だから専用のラバーグリスなんていうのがあるんだね。

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キャリパーに新しいブーツをセットする。

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ブーツの中にはラバーグリスのスプレーを吹き込む。

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キャリパーブラケットをセットすると、ブーツの密着性が良すぎて空気が抜けず、まるでエアスプリングみたいになってしまう。
キャリパーのスライドもとてもスムーズだ。

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取り付けボルトはしっかりと本締めして確認する。
ブレーキレバーを握ると、無効ストロークが少なくカッチリした感触。 Wave125iと同じになった。
ブレーキ系のメンテナンスの大切さがよくわかった一連の出来事だった。