Unicornのインプレッション

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まだ通勤と買い物にしか使っていませんが、1週間乗っての感想です。

・燃料タンク(13L)がデカい

 アンダーボーンじゃない車体に乗るのは超久々でした。
 もう記憶もおぼろげですがトランザルプ400V(容量18L)と同じくらい、燃料タンクの横幅があるように感じました。
 それでいてエンジンは小さく足元(ステップ)は内側にありますので、まるでイキった兄ちゃんみたいに膝だけガバッと開いた状態で乗っているような気がしてきます。

・燃費が良い(?)

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 6/1(日)~6/8(日)までの 8日間で走行距離は 353km。 燃料計はまだ半分まで行ってません。
 Emptyで残量は 2.8Lなので、満タンから 10L消費。 いま 5L消費したとして燃費は 70km/L? ちょっと良すぎるような気もします。
 燃料計の進行は必ずしもリニアではないですが、Emptyになるまで 700km以上の航続距離がありそうです。 ツーリング計画の給油ポイントに自由度ができますね。
 通勤(60km/日)だけなら、12稼働日に 1回の給油頻度でいいかも。

・ステップが若干前の方にあり、ハンドル幅が広い

 あまり上体を倒したくないので、必然的にシートの一番前に座ることになります。
 シート幅は適度な幅広さ。 自分は身長 180cmありますが、両足の踵までべったり着いて少し膝に余裕があります。

・ウインカースイッチの位置が高い

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 高いと言っても実際はハンドルバーの軸線と同じくらいですが、グリップを握った状態で親指の位置はバーより下側にあるので、ウインカースイッチを操作しようとするとかなり意識して親指を持ち上げる必要があります。
 インドはホーンの使用頻度が日本と 2桁くらい違うので、押しやすい位置にホーンスイッチがある方が合理的なんでしょう。

・冷間始動後、3分間くらいアイドル回転数が高い

Honda Unicorn - Price, Specs, Features & Colours | Honda2Wheelers

6. What is the idle RPM of the Honda Unicorn?
 
The idle RPM of the Honda Unicorn is 1400 ± 100 rpm. 

公式にはアイドル回転数はこうらしい。

 エンジン始動直後は回転数が 2,600rpmくらいで高止まりする。 ギヤを入れるとスロットル捻らなくても加速するほど。
 これはオートチョーク機能のようで、CB200Xでも同じような報告がある。
 3分くらい待てば 1,800rpmくらいに落ち着くが、それでもちょっとアイドル回転数が高め。 もう 200rpmくらい下げたいけど、どこで調節するんだろう? → 調整スクリューはないらしい
 3分も暖機していられないので、1分くらいで走り出してしまうけどね。 油温センサはあるんだから、暖機が不要な状況かとか判断できそうだけど。

・排気音が静か

 でもギヤの歯面の研磨が甘いのかギヤ鳴りはそれなりにします。

・操縦性は鷹揚

 車体重量 139kgは CB125R(130kg)よりも CB250R(144kg)に近いです。
 ちなみに友人Hが乗っていた CBX250Sは乾燥重量 115kgでした。

 前後18インチのタイヤはイナーシャが大きく、機敏というよりは鷹揚に走ります。
 狙ったところへ持っていくのは容易だし、変なクセがなく従順で乗りやすいです。
 でもおそらく山道では低重心で小回りが効き、クラッチ操作が不要な Wave125i(乾燥重量 104kg)ほど速く走れないでしょう。 ムリは禁物です。

・パワーは必要にして十分

 まだ慣らし中なので交通の流れに沿った走りしかしてませんが、125ccクラスとは明確に違う力強さがあります。
 もちろん 184ccの HORNET 2.0はさらにパワフルだと思いますが、街乗りで動力性能に不満はないです。
 あとは高速道路に乗ったときにどう感じるかですね。

・ギヤ比は適切

 二次減速比を含めた変速比は適切で、いまのところ変更したいとは思いません。

・乗り心地がよい

 タイヤのエアボリュームがあるので、マンホールを踏んだときの衝撃は Wave125iよりも小さいです。

・風がモロに当たる

 レッグシールドがないから下半身は当然として、ビキニカウルはほとんど防風効果がないので上半身も風圧がすごいです。
 やはりスクリーンが欲しくなります。