2002年 4月30日(火)
「キャンプ・ツーリングってのもいいな...」
これまでアウトドア関係にはほとんど馴染みがなかった自分がそう思うようになったのは、第一回トランザルプ・ミーティングに出たのがきっかけだった。 それ以来、嫁の目を盗んでは(?)キャンプ道具を買い足して、2001年の夏には一通りの道具を揃えることができた。
ところが、今度は行くキッカケがない。 第二回のトランザルプ・ミーティングはやまびこ荘に宿泊だったので、キャンプ道具の出番はなし。 結局、2001年はキャンプ・ツーリングに行くことはなかった。
とりあえず一回はキャンプ・ツーリングに行かねばということで、嫁と休みが重ならないGWを目標に計画を立てることにした。 最初は、9連休全てを使って四国・九州を廻るという野心的な計画を立てたのだが、当然の事ながらあっさり却下された。 それでも三泊四日の日程ならとの許可が出たので、静岡経由で和歌山に行くことにした。
例によって、出発の準備は前日である。 荷物がリアバッグに入りきらなかったので、急遽カメラバッグをリアシートにくくりつける。 10:12 出発。
急ぐ旅でもない(?)ので、奥多摩経由で山梨へ抜けるルートをとる。 混んでいるかと思ったが、小河内ダム近くの駐車場は、クルマもバイクもまばら。 GWの谷間だからか。
13:07 柳沢峠は霧の中。 非常に寒い。 そそくさと塩山へ降りる。
塩山からR140に入る。 途中でコンビニに寄って弁当を食べる。
15:13 R140に入り、笛吹川沿いを走る。 のんびり走っていたら、予定よりだいぶ遅くなってしまった。 天気が心配だ。
R52を富士川沿いに南下。
15:42 上沢交差点を右折し、県道37号線に入る。
一瞬、冬季閉鎖の字が見えて「ドキッ」としたが、奈良田温泉の方だったので一安心。
16:04 県道810号線に入る。
しばらく行くと、斜面にへばりつくような道路となる。 ちょっと不安になるが構わず進む。
するとトンネルに出くわした。 まるで鉄道用トンネルみたいで、とても狭い。 おまけに曲がっているのか、先が見えない。 「こんなトンネルの中で、クルマと鉢合わせしたらやだなぁ」などと思いつつ写真を撮っていたら、トンネルの奥から重低音の排気音がしてきた。 やがて姿を現したのは、トンネルの大きさギリギリのダンプカーだった。
恐怖のトンネルを抜けると、そこは静かな雨畑湖だった。
集落の中心地にて。 温泉もあるらしい。
なんか浮世離れしてるくらいに、静かなところ。 陸の孤島とは正にこのことだろう。 でもなんか癒される感じ。
立派な滝があった。 見神の滝というらしい。
この滝には「財宝伝説」があるということだが、登るのはちょっと難しいね。
16:36 滝を過ぎてしばらく行ったところで、なんと冬季通行止めの表示を発見(12/10~5/20まで)。 ゲートはまだ先らしいが、そこまで行って引き返すには時刻が遅すぎる。 仕方なく山伏峠越えは断念し、引き返すことにする。
それからが大変だった。 急いでR52まで戻り、南下する。 清水に着いたのが18:00。 キャンプできるような場所を探さねばならない。 R1で静岡市に入り、県道74号線で安倍川の河川敷を目指す。 だが、既に日没で辺りは真っ暗。 小雨も降ってきた。 なかなか河原に下りる道を見つけられず、右往左往してしまった。
それでもなんとか人目につかず、平らでゴツゴツしていない河原を発見。 バイクは土手の上に残し、荷物だけ降ろしてテントを張る。
テントを張ったら買出しと風呂に行こうかとも思ったが、小雨も降ってるしやめにした。 地図を見ながら、明日以降の予定を考える。 前途多難な初日であった。
本日の走行距離 273.9km
Google Earth用KMZファイル(自宅~静岡) → 20020430.kmz