人質の「自己責任」批判にフリー記者が緊急集会で反論

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人質の「自己責任」批判にフリー記者が緊急集会で反論 - asahi.com : 社会

集会では、イラクでの取材経験のある4人のカメラマンがスライドを使いながら現地の状況を報告。アンマンで事件直前の6日、3人に会った古居みずえさん(55)は「危ないからと戦場から記者がいなくなれば、傷つく側から戦争を伝える人がいなくなる。弱い側の立場から伝えることこそジャーナリストの仕事だ」。豊田直巳さん(47)も「ファルージャの戦闘では、600人以上のイラク市民が死んでいる。それを伝えることが無謀と言うなら、我々は仕事が出来ない」と訴えた。

朝日新聞阪神支局襲撃事件のように、マスコミは自分が攻撃されると「言論の自由への暴力」とかいって、ことさら大騒ぎするよね。 よっぽど自分たちは特別と思ってるんじゃないかしら。

渡航制限を無視してまで行くのは勝手だけど、助けてなんて言うなよな。 ベトナムとかで亡くなった戦場カメラマンとかと、今のジャーナリスト達は覚悟が違うように見える。

人道目的で政府に迷惑をかけてもいいじゃないか コリン・コバヤシ氏の声明 - Videonews-Jimbo Blog

緊急時や不可抗力による場合は<迷惑>かけてもいいのです。

海や山での遭難と同様に、「緊急時や不可抗力による場合」は政府が関与することも必要でしょう。

でも”使命感”と”勝手な思い込み”を区別するのは困難ですし、ジャーナリストも取材によって対価を得ている訳ですから、商売目的であると言えます。
全てのボランティアやジャーナリストがそうだとは思いませんが、中には売名家や鉄砲玉がいるわけで、そういう方の不始末を政府が(私やあなたの税金を使って)尻拭いすべきか? 何らかの線引きが必要でしょう。
渡航制限を無視してまでイラクに入るのは、その線を逸脱するものだと思います。

Sankei Web:イラク邦人人質事件 渡航禁止 法規制に憲法の壁 入管法で対応可能の見方も

百地章日大教授(憲法学)は「法規制は憲法違反とはいえない」と話す。憲法で認められる自由は「公共の福祉」に反しないことが原則で、邦人人質事件のように国際問題化し、国益を損ねかねない場合は、「公共の福祉に反する行為という解釈は可能」(百地教授)という。

自由には責任がつきものですからね。 「死ぬ自由」とか「殺される自由」というのもありますが。

Sankei Web:解放の1人、日本大使館に移送後 聴取に不快感

このなかで人質の一人は「イラク人は悪くない。悪いのは自衛隊だ」などと述べたという。さらに、人質事件解決のためバグダッド入りしていた警察庁の「国際テロ緊急展開チーム」のメンバーに対し、「どうして警察の人がいるのか」と不快感を示していたという。

こんなだから「自作自演」とか言われちゃうのに。

Sankei Web:人質にナイフの脅迫映像は演出 政府分析、早期に認識

人質3人は政府関係者の事情聴取に、銃やナイフで脅されるシーンについては武装グループに事前に説明されたうえでおびえたような動作をするように強要されたことを大筋で認め、「食事は十分与えられ、待遇はよかった」などと説明したという。

「自衛隊撤退要求も人質側からの提案だった」なんて真相だったらヤだな。

Sankei Web:イラク邦人人質解放 事件が残したもの 識者に聞く

「三人を英雄視してはいけない」と話すのは東京女子大の林道義教授(深層心理学)。「ボランティア活動は立派かもしれないが、それだけですべて許されるわけではない。彼らを『いいこと』をしていると言う人もいるが、単にボランティア活動だけを見るのでなく、自分の行動がどんな結果、影響を与えているか総合的に判断すべきだ。その意味で、今回の三人の行動は独り善がりに過ぎない」と三人を断じる。

産経新聞の記事はリンクが切れてしまうのだけど仕方ない。
このコメントが一番的確な指摘だと思います。 私も同意見です。