単為発生:卵子だけでマウス誕生 東農大、ほ乳類で世界初

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ほ乳類の受精卵は母親(卵子)と父親(精子)の双方から染色体を1組ずつ受け継ぐ。染色体には遺伝子があり、特定の遺伝子は片方の親から受け継いだものだけ働くことが、受精卵の成長に欠かせない。ゲノム刷り込みと呼ばれる現象だ。
 
研究チームはマウスの遺伝子を操作し、染色体が精子に近い刷り込み状態になる雌をつくった。生後間もないこの雌の未熟な卵子(卵母細胞)の核を精子代わりに使い、別のマウスの成熟卵子に移植して胚を作成した。
 
胚を別のマウスの子宮に戻したところ、28匹の妊娠に成功。このうち2匹は健康な状態で生まれた。1匹は処分して詳しく調べたが遺伝子の異常などはなかった。残り1匹は「竹取物語」のかぐや姫にちなみ「かぐや」と名付けた。かぐやは通常の交尾をし、2度の出産に成功した。

すごいねぇ。 ”クローン”技術は既にあるので、このままいけば、”騎士”やら”ダイバー”やら”ファティマ”も夢物語ではないのかも。

それにしても、精子から単為発生させることは出来ないのかな? ちょっと不公平。