日立、社内業務でパソコン利用全廃・専用端末で情報漏えい防止

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NIKKEI NET:日立、社内業務でパソコン利用全廃・専用端末で情報漏えい防止

日立製作所グループは社員が業務で利用するパソコン約30万台を全廃し、情報漏えい防止型のネットワーク端末に切り替える。新端末は内部に情報を一切保存できず、盗み出されても顧客情報や製品開発情報などが流出する危険がない。機密情報の流出防止が企業共通の課題に浮上するなか、パソコンメーカーでもある日立のパソコン全廃は、企業の情報システムのあり方を大きく変えそうだ。

これって、PCでシェアを取っていない日立だからできることですね。 NECや富士通では、難しいような。 SunやPCを捨てたIBMも、追随するかもしれません。

でも、モバイルでの使用はどうするのでしょうね。 一番盗難の危険があるのですが。 客先ではPHSなどを使って、自社のサーバーにアクセスすればいいのかもしれませんが、別の危険要因を生むことにもなります。 電波が飛ばないところでは使えない、というのもデメリットだし。

それと、OSやアプリケーションはどうなるのでしょうか? まさか”いにしえの”Windowsターミナルでもないでしょう。 かといって、デスクトップLinux+OpenOffice.orgというのも、ユーザーを移行させるのが大変そうです。
あと2、3年したら、マイクロソフトがこのような利用形態に合わせた、サーバー+クライアントOS+オフィス製品を出してくるでしょう。 それまでは自社を実験台にして、経験を積んでおこうということでしょうか。

続報です。
ITmediaニュース:日立、情報漏えい抜本対策へHDD非搭載モバイル端末を導入

日立が開発した新情報システムは、社内サーバをストレージとして使うモバイル型シンクライアントを活用。HDDを端末に搭載しないことで大量のデータを保存できないようにしておき、盗難・紛失の際の情報漏えいリスクを減らす。
 
まず同社情報・通信グループでモバイル端末を業務に使用している社員から導入。今後はデスクトップPCを使っている社員にも適用範囲を広げる。

さすがにIT系ニュースは詳しいですね。
モバイル型が先行するのは意外でしたが、そちらの方が優先度は高いでしょうしね。
でも、社外からのアクセスの足回りは何を使うんでしょうか? 興味ありますね。