藤本健のDigital Audio Laboratory:ASIO 2.1がSACDのフォーマット「DSD」に対応
藤本:DSD自体はもう何年も前に発表され、実際SACDなどが商品化されていますが、どうしてこのタイミングでモノが出てくるんでしょうか? 今までは隠していたってことですか?
宮崎:いいえ、これまでのPCではそもそもパワー的に処理ができなかったんです。それがPentium 4 3GHzクラスになって、ようやくカットなどの処理ができるようになってきたというわけです。従来、DSDは専用の業務用機材で行なっており、これを使えば動いたのですが、PCではなかなか厳しかったのです。
へー。 デコードはラクでも、エンコードは大変なんですね。
ぜひともONKYOなど他メーカーにも供給してほしいですね。